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川崎の老人ホーム殺人事件は氷山の一角だ! 相次ぐ虐待、“刑務所”なみの高齢者住宅…最大の問題は行政の不作為

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長岡美代『介護ビジネスの罠』(講談社現代新書)

 川崎市の有料老人ホームで入居者3人が相次いで転落死した連続不審死事件で、元職員が殺人容疑で逮捕された。今の所、逮捕容疑は、当時、87歳の入所男性ひとりへの殺人だけだが、他の2人の転落死についても、立件されるのは時間の問題だろう。

 テレビや新聞は、この元職員の鬼畜ぶりをこれでもかと報道しているが、見逃してはならないのは、事件の起きた施設「Sアミーユ川崎幸町」の責任だ。1件目の転落死が起きた後も、この老人ホームは何の対策も講じず、そのまま放置し、2件目、3件目の殺人を招いた。しかも、この施設では日常的に、入所者の老人への暴行や虐待、窃盗が頻発していた。

 いったい、なぜこんな老人ホームが放置されていたのか、改めて驚かざるをえないが、実は、こうした悪質な老人ホーム、介護施設はけっしてレアケースではない。

 この国の介護・福祉業界は、こういう悪質な業者・施設が横行する構造を抱えているのだ。本サイトでは、転落死事件が発覚した後に、この問題を検証する記事を掲載している。再編集して掲載するので、この問題を改めて考える機会にしてほしい。今は年齢の若い読者の皆さんにもけっして無関係な話ではない。
(編集部)

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 川崎市の有料老人ホームで入居者3人が相次いで転落死した連続不審死事件は社会に大きな衝撃を与えた。

 近年、こうした老人ホームや介護施設での“事件”は多発しているといっていい。例えば2009年に起こった群馬県「静養ホームたまゆら」の火災事件、13年の大阪市のドクターズマンションの入居者放置発覚、また今年に入っても東京北区のシニアマンションでの入居者99人に対する虐待事件が明らかになっている。

 一体、老人ホームや介護ビジネスの内情はどうなっているのか。

『介護ビジネスの罠』(長岡美代/講談社現代新書)によると、その内情は想像以上に劣悪で、不正請求や悪徳業者が跋扈する世界だという。

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