「清原のバックに大手プロダクションのケイダッシュの川村龍夫会長がついたんです。川村会長は“芸能界のドン”バーニングの周防郁雄社長の兄貴分的存在で、周防社長以上の強面。その川村会長の号令で、清原の復帰働きかけがテレビ各局に行われたらしいんです」(テレビ局関係者)
しかし、その結果が予想通りの覚せい剤所持での逮捕――。疑惑の元野球選手を見切り発車的に起用してしまったテレビ局の責任が問われることは確実だろう。
だが、清原逮捕でもうひとり、テレビ復帰を助けたとバッシングに晒されそうな人物がいる。それは他でもない、SMAPの中居正広だ。
清原のテレビ復帰のベースをつくったのは、ケイダッシュであることはもちろんだが、それを強力に後押ししたのが、熱烈な巨人ファン、清原ファンを自認する中居だった。
SMAPの独立騒動の最中の1月15日、当の清原がブログで中居にこんな感謝の言葉を送っている。
〈SMAPの中居君の話題が… 自分の苦しい時 沢山の方々に 自分のことをテレビに出演出来るよう 言ってくれた そして、 金スマ出演(略) ありがたい〉
たしかに中居がいくつかの番組に清原出演を働きかけていたのは事実のようだ。清原が薬物報道から最初にテレビ復帰したのは中居の『金スマ』だったし、『27時間テレビ』では特別ゲストとして登場した清原が中居とがっちり握手し抱き合い、番組内でも清原出演が「中居たっての希望」であると何度も強調されていた。清原が8月と年末に出演した野球番組『World Baseball エンタテイメントたまッチ!』(フジ系)も中居がMC。また、『ダウンダウンなう』にしても中居が親しい関係の松本人志経由で清原起用に動いたといわれている。
もっとも、中居は清原ファンではあったが、個人的に親しかったということではないようだ。むしろ、清原押しは、SMAP独立問題との関係があったのではないかといわれている。