「清原和博オフィシャルブログ Powered by Ameba」より
驚きの一報が入って来た。2月2日夜、元プロ野球選手の清原博和が覚せい剤取締法違反で警視庁に逮捕されたのだ。
たしかに清原はこの間、ずっと覚せい剤使用が強く疑われてきた。2014年3月には「週刊文春」(文藝春秋)が清原の覚せい剤使用疑惑を報じているが、記事は、その異様な言動、覚せい剤の禁断症状の治療のために足立区の精神病院に極秘入院していたことまでが詳細に書かれたものだった。
この「文春」記事は各方面に波紋を呼び、清原はその後、テレビなど表舞台からその姿を消した。
「『週刊文春』の報道以降、清原に近い関係者の間でも覚せい剤使用は確実だといわれ、野球評論家としてだけでなく、テレビ局も清原を起用することを自粛しました。マスコミも逮捕Xデーが間近だとして、清原や当局の動向を注視していた」(週刊誌関係者)
だが、その後、清原は病院への入院が持病の糖尿病の悪化だった、1日1回インシュリン注射もしていると反論。実際に、文春が予言していた逮捕のないまま時間が過ぎ、記事は誤報だったのではないかという見方も強くなっていった。
そして、文春報道から1年ほど経った15年4月、清原は『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)でメディアに復帰する。その後も、6月には『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)、7月には『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)、8月に『ダウンタウンなうSP』(フジ系)、11月に『ダウンタウンDX 2時間SP』(日テレ)など、さまざまなバラエティ番組に出演。同時期に、石橋貴明やローラと共演したDMM.com証券のCMの放映も始まった。
年が明けてからも、1月7日 に『バイキング』、1月24日に『ワイドナショー』(ともにフジ系)と立て続けに登場している。
しかし、実はこの間も、警察当局は清原の内偵を続けていた。その情報は一部メディアもキャッチしており、昨年末には「文春が年明け、“清原逮捕”の記事を打つらしい」という情報がかけめぐったこともあった。
にもかかわらず、不祥事にもっともナーバスなはずのテレビ局はこの疑惑の渦中にある元プロ野球選手を起用し続けたのである。その背景には、大手プロダクションの存在があった。