しかし本サイトとしては、興味をひかれるのはそのことよりも、ツイートと報道のちぐはぐさだ。そもそも、大物芸能人がここまでストレートに恋人への思いをツイートするのは珍しい(中山は以前にも渋谷とのハグ写真をインスタグラムにアップしたこともあり、SNSに対してかなりオープンな人なのだろう)。
ところが、当人が堂々と思いをさらし、浮気されたことを告白しているのに、なぜかそれをスクープした「女性セブン」はこの浮気問題に触れず、こんな芸能関係者のコメントで、息子を思う母親といった美しい物語に仕立てられているのだ。
「美穂さん、日本では渋谷さんのマンションで半同棲生活を送っていたんですが、多忙な渋谷さんをひとり日本で待つ時間も多かったんです。美穂さんとしたら、死ぬか生きるかの断腸の思いで息子との住まいを離れて選んだ彼との生活です。でも、こんな状況ならなぜ息子と離れていなくてはいけないのかと、抑えられない思いがあったようです」
「息子さんも、渋谷さんもパリにいるときにテロが起きたんです。そのとき美穂さんが取り乱すのは当然です。美穂さんは悩み抜いたようですが、つい最近、渋谷さんと話し合って、別れることにしたそうです。今美穂さんは日本を中心に生活するための新しい家を探しているそうです。もしかすると、息子さんがいつでも日本に来られるように準備するつもりなのかもしれません。そのためにも、芸能活動を本格的に復活させたのではないでしょうか」
この背景にはやはり、バーニングプロダクションの意向があるようだ。中山の所属事務所は芸能界のドン・周防郁雄社長率いるバーニングの直系であり、過去においても中山の熱愛スキャンダルが噴出するたびに、御用媒体にリーク、情報操作を繰り返してきた。時に相手の男のネガティブ情報を流して別れさせようとしたり、仕事を干されるよう工作したり、一方で中山を守るべく都合のいい情報、美化するような記事を書かせてきた。
そして、「セブン」は週刊誌の中でもこのバーニングにもっとも近いといわれる御用雑誌なのだ。
「芸能マスコミの間では中山と渋谷氏が破局したのではという情報が秋頃から流れて取材を行っている週刊誌もあったようです。そのため慌てた事務所サイドが息の掛かった『セブン』に記事を書かせた。もし、コントロールの効かない雑誌に書かれるような事態になれば、中山は浮気されて捨てられた女などとネガティブに書かれかねませんからね」(女性週刊誌記者)
さらにもうひとつのカギが来年でデビュー30年を迎える中山の芸能活動だ。