「文化というのは人間の心。心がダメになれば文化も衰退する。戦前にはちゃんとしていた日本人が、戦後ダメになったのは、日教組のせいだろう」(「週刊新潮」10年1月14日号)
「“病巣”がどこにあるかって? 日教組さ」
「僕は!! 左翼のインチキ性が大嫌いなんだ。朝日新聞のような大新聞から、ノーベル賞を取った大江健三郎までが、自虐史観丸出しの道化師的ナルシズムで、中国や韓国に媚びる」
「日本男子である限り、誇りを傷つける売国文化人や国益を損じる政治家、左翼化したテレビ、さらに自虐史観で子供たちを蝕む日教組、彼らへのまっとうな小言は言い続けたい」(すべて「週刊プレイボーイ」(集英社)/13年1月14日号)
「安倍憎しと!感情むき出しの彼ら(朝日新聞)の報道は!猿の惑星!知性皆無!」(13年3月6日のブログ)
まるで安倍首相の心の叫びを見ているかのようだが、ここまで豪快に批判してもらえたらさぞかし安倍首相も気分壮快のはず。それゆえ、ふたりは共鳴しあったのだろう。実際、津川の歴史観も安倍首相とそっくりだ。
たとえば、安倍首相は70年談話で「私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」と述べたが、津川は「日本人が駄目な人間だとプロパガンダし、謝罪ばかりさせようとする輩は、もう日本人をおりてもらいたい」(「月刊MOKU」(MOKU出版)10年4月号)と直截的に表現。当然ながら筋金入りの嫌韓で、「韓国は戦後! 何を勘違いしたか、大東亜戦争の戦勝国ヅラして日本の恩恵を忘れ『義』と『恥』がわからない国民となった」(13年2月24日のブログより)と、侵略を“日本の恩恵”などと捉えるなど、とんでもない思想を露わにしている。
また、本サイトで既報の通り、安倍首相は世界記憶遺産に「特攻隊」資料を登録させようと目論んでいるが、津川も同様に靖國神社崇敬奉賛会の公開シンポジウムで「特攻隊はありがたい」と特攻賛美を行っている。
「まず特攻隊は美しくて純粋なりきなんですよ。ありがたいんです。そういうことをちゃんと感じる心があって、その上で戦争に対する反省と憎悪を持つ、それを何でも短絡に、戦争を肯定するのかとか何とか、お前、ばかかというような、ちゃちいことを言うのはもうやめなきゃいけませんよ」(靖國神社崇敬奉賛会「講演・シンポジウム・勉強会記録集」より)