日本の「技術力」と「エロ力」を結集させた商品は他にもある。株式会社大白の展示ブースでは、こんなオナホールが紹介されていたという。
〈社員さんがピンを差し出してきたので底面を見てみると、全体的にゴツい外観にそぐわぬ、ピンクの柔らかな入口があった。ズブッと指を挿入してみる。
「オリジナル制御信号を入れたアダルトコンテンツに連動して、ボールを介してホールが動きます」
社員さんがそう言うと、近くのモニターにエロアニメのフェラシーンが映し出された。女の子の顔が上下するのに合わせて、ホールの中がムニュムニュと動き始める。
内部構造が透けて見えるスケルトンのピンもあり、それで確認すると、ピンの中では複雑に組み込まれたメカが緻密な動きを見せていた。
また、ブースに社長さんも登場し、映像に信号を組み入れる作業を自ら実演してくれた。独自の機械でビデオを再生し、女性の手・口・腰の動きに合わせ、上下運動・振動・強弱などの指示信号を入れていくという流れだ〉
この商品「匠(TAKUMI)」は、なんと、アメリカでのアダルト展示会でも大きな話題を呼んだという。
ラスベガスやマカオでは定期的にこのような大規模アダルト展覧会が開かれているものの、日本国内ではそのような規模のイベント開催はなかなか難しいと言われてきた。実際、この「アダルト・トレジャー・エキスポ」が開催されたときも各メディアから「奇跡」と呼ばれたほどだ。しかし、今ではアダルト展「PINK TOKYO」、AVファンのための感謝祭「Japan Adult Expo」がそれぞれ定期開催されており、今年もそれぞれ、「PINK TOKYO」はディファ有明、「Japan Adult Expo」は豊洲PITでの開催が予定されている。はとバスツアーでは決してコースに入らない、一風変わった東京観光になりそうだ。
こういったアダルト系の観光スポット以外でも、『東京のDEEPスポットに行ってみた!』では、合法でケシの花を鑑賞できる「東京都薬用植物園」や、麻薬などの密輸取り締まりがいかに行われているかを鑑賞できる東京税関の「情報ひろば」、豚や牛が精肉されていく過程を学び命の大切さを改めて感じさせてくれる「お肉の情報館」など、行ってみて損はないスポットが多数紹介されている。シルバーウィークは終わってしまったばかりだが、近々東京観光を考えている人がいたら、参考にしてみてはいかがだろうか?
(田中 教)
最終更新:2018.10.18 05:01