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能町みね子の「オネエは差別」抗議をクリス松村が批判! 美輪明宏、東郷健らによる「オカマ論争」の再燃か

 “セクシュアルマイノリティ”とひとことで言っても、そこには一括りにできない性自認や性的指向・嗜好がある。また、能町が指摘するように、「ホモ」や「オカマ」「オネエ」という言葉には、社会からの偏見や先入観も含まれている。

 そういう意味で、今回、能町が乱暴なカテゴライズを問題視して社会に投げかけたことには大きな意味がある。しかし、ここでさらなる問題が生まれてしまった。というのは、今回の騒動が「オネエ差別」という別の問題にかたちを変えてしまったからだ。

 たとえば、「J-CASTニュース」は〈今回不満を述べたのは、もはや男性ではなく、オネエの分類には入らないということを言いたかったようだ〉と解説。能町は「オネエ」と括る行為自体を批判しているのに、これではまるで“内輪揉め”のように受け取られてしまう。さらに、前述した日刊スポーツの記事タイトルが「Yahoo!トピックス」に掲載された際、「オネエは差別」と短縮され、能町が声をあげた理由がまったく間違ったかたちで解釈される問題を起こしてしまった。

 その例が、クリス松村の反論だ。クリスは今回の騒動を「自分のしてきたことを全否定されているような哀しさを感じた」と言い、「マイノリティがマイノリティを傷つけるという、新たな差別が始まったと感じています」とブログに綴った。

 だが、繰り返すように、別に能町は「オネエ」を否定したり差別したりなどしていない。能町も〈クリス松村さんは報道記事しか読んでないんじゃないかなあ〉とTwitterで感想を述べているが、クリスに能町の真意が正しく伝わっていない可能性は高いだろう。

 ただ、クリスの反応もわからなくもない。〈私たちマイノリティと呼ばれる人たちが社会に出ていくのは大変なことでした〉と綴っているように、さまざまな「オネエ」たちが、偏見と闘い、葛藤しながらも「オネエ」を自認することで、社会にその存在を“ポジティブに”広めてきた歴史があるからだ。

 実際、あの美輪明宏も「オネエ」肯定派だ。美輪は2007年、『金曜日のスマたちへ』(TBS系)に出演した際、明らかにおすぎとピーコを示すかたちで、「(自分は)同性愛に対する差別に対して闘ってきたのに、あの二人はテレビで自分から“オカマ、オカマ”という言葉を連呼して、同性愛者への偏見を助長している」と厳しく批判したが、その際、「オネエ」という表現については、好意的に語っている。

 さらに、その美輪に攻撃されたおすぎとピーコにしても、けっして卑屈になって「オカマ」を受忍してきたわけではない。むしろ、侮蔑的な視線を送る社会に抗いながら存在をアピールするために、当時、差別語としてあったこの「オカマ」という言葉を意図的に用いてきた部分もある。

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