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SKE時代にはもう戻りたくない…卒業したアイドルの告白から見る、アイドル業界の過酷さ、貧困、性接待強要の実態

 この“ギャラ飲み”は、幹事によるシークレットな人間関係の繋がりのなかでのみ開催されるものなので、同じコンパニオン的な仕事ではあるが、キャバクラのような不特定多数の目に触れることもない。さらに、時間の融通も利くので本業にも差し支えない。加えて、参加する男性も業界関係者が中心で人脈も広がる、と彼女たちにとって都合のよい人気の副業だ。本来は、こんな副業などせずとも、芸能プロダクションがきちんとした対価を払い、本業だけで生活できるよう環境を整えるのが筋なのではあるが……。

 また、彼女たちに襲い掛かる苦難は“貧困”だけではない。アイドルが弱い立場にいることをいいことに“性接待”“枕営業”を強要する悪辣な大人たちの存在が報道され続けているのはご存知の通り。

 近年の代表的なものだけでも、アイドルグループ・仮面女子のメンバーが所属事務所社長による性接待強要を暴露した件、芸能プロダクション・センディングの代表が芸能界デビューをちらつかせた中学生女子にわいせつ行為を強要し逮捕された件、グラビアアイドルの小泉麻耶が元所属事務所幹部から性接待を強要され被害届を提出した件、眞鍋かをりが元所属事務所・アヴィラとの事務所移籍訴訟のなかで枕営業の存在を示唆した件……、並べていけばキリがないほど枚挙に暇がない。

 なぜ、こんなにも“枕営業”が横行してしまうのだろうか? そこには、アイドル志望の女子が増えたことによる過当競争の構図に問題が潜んでいるという。

〈そもそも今の芸能界、売れたい子で飽和状態。(中略)所属していても(事務所の)HPに名前も載せてもらえない子が200人も300人もいる。名前載ってても、タレントとしてはB級扱いなのにそこにすら載せてもらえない。よほど何かないと目を付けてさえもらえないですよ〉(「宝島」宝島社/15年1月号)
〈枕営業といっても、色んなパターンがあると思うのですが、ウチは、社長が手を出す事務所でした。事務所に所属している女の子は何十人もいるんですが、社長と寝なければ何も始まらない。まともな営業もしてもらえず、売ってもらえない〉
(「実話ナックルズ」ミリオン出版/12年11月号)

 なんと、近年横行している“枕営業”は、スポンサー企業の重役やテレビ局のディレクターなど、社外の人間に対するものではなく、“事務所内枕営業”なのだという。

 こういったことが蔓延り始めた背景には、芸能人志望の新人が増えたと同時に、芸能事務所の数も増えたことに問題があるようだ。

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