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女性向けAVでブームのAV男優に苛酷な現実! 300人入って残るのは3人、汁男優で下積み、親バレも

 その理由として、しみけんはSNSの影響をあげている。インターネットの普及により、AV業界への窓口は広がっているのだが、その分、「親バレ」「恋人バレ」の危険性も増加。周囲にバレてしまったことで業界を去る男優が多いらしい。若者だけではなく、最近では〈65歳のおじいちゃん男優が「孫にバレたから辞めるんじゃ」と孫バレで業界を去って〉いったという。

 また、AV男優志望者の前に立ちはだかるのが、厳しいヒエラルキーだ。AV男優になろうとしても、すぐに70人の中に入れるわけではない。

 最初は大抵、ぶっかけものでお馴染みの精子を出すだけの「汁男優」をやらねばならない。しかも、この「汁男優」の中にもヒエラルキーがあり、〈勃ち待ち、出し待ちがなく、いつでも発射可能か〉〈画面映えする良質なザーメンが、大量に射精できるか〉〈女優さんの顔に上手くザーメンを乗せられるか〉で、「上汁」「中汁」「下汁」に区分されるという。
その「上汁」の中でも頭角をあらわすと「汁エース」と呼ばれるそうだ。

 ちなみにギャラは7千円から、〈汁エースでも月収25万円に届けばいいほう〉で、専業でやっていける汁男優は珍しいという。

 その汁男優から這い上がっても、まだ絡みはできない。次は、フェラのみの「フェラ男優」。ただ、月収は20万~50万にあがるそう。さらに出世し、絡みの撮影もする世間が“AV男優”と認知するような仕事ができるようになると、月収は40万~80万に。

 以前、3万円以上の領収書に印紙を貼らなければならなかったことからその名がついた「印紙男優」は、その名の通り1現場3万円以上で、月収60〜150万円。この辺りで〈30人程度の狭き門〉だ。そして、わずか数名ほどの「トップ男優」になると、1現場5万円以上で月収200万円以上を稼ぎだす者もいる。

 そんな高収入を叩き出すAV男優のひとりが、しみけんなのだが、それだけ稼ぐために、彼はいったいどれだけの仕事をこなしているのだろうか?

 彼の典型的な1日のタイムスケジュールは以下の通り。

8時半 起床
10時 1つ目の現場
14時半 終了
16時 ジム
18時 2つ目の現場
23時 終了
23時半 夕食
1時 帰宅(原稿執筆、録画テレビの鑑賞、読書)
3時 就寝

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