“話題沸騰中”の百田尚樹『殉愛』(幻冬舎)
〈たかじんの妻にはイタリア人男性との結婚・離婚歴がある〉
百田尚樹が18日にこんなツイートをして、『殉愛』(幻冬舎)の嘘を一部だけ認めた。これだけネットに証拠がアップされていたにもかかわらず、今まで一切無視していたマスコミも、百田が自ら公表したことで一部のスポーツ紙はようやくこの事実を記事にしている。
もっとも百田の弁明は、よく読むと、認めたのは結婚・離婚歴だけ。あとはごまかしと理屈のとおらない見苦しい言い訳を強弁しているだけの、まさに嘘の上塗りとしかいいようのないシロモノだ。しつこいとは思うが、売れっ子作家のごり押しでこんなデタラメが通用させるわけにはいかないので、事実関係をもう一度整理して突きつけてあげよう。
今回、百田はたかじんの妻・さくら夫人にイタリア人男性との結婚歴を認めたうえでこうツイートした。
〈しかし一部ネットで言われている重婚の事実はない。彼女はたかじんと出会う一年前から、夫とは離婚の協議をしており、たかじんに出会ってそのことを彼に相談していた(証拠メールあり)〉
冗談も休み休み言ってほしい。『殉愛』によれば、ふたりが最初に会ったのは、2011年12月25日。その後、30日にたかじんと2人で鉄板焼き店に行き、その日の夜、たかじんの自宅にてプロポーズを受けている。
だが、ネットで暴かれたさくらさんのイタリアでの結婚生活のブログをみると、たかじんと会う前日の24日にイタリア人の夫が来日して二人は日本で合流。「結婚2周年イヴ」を過ごしたことを報告しているのだ。
そして、たかじんからプロポーズを受ける前々日の28日のブログでは、クリスマスに日本へやってきた夫からプレゼントをもらったことを明かし、「あたし、日本でしか買えないであろう、本人の欲しい物をあげようと思っていたので用意していませんでしたが、ハニーからはアクセサリー」と綴っている。
ほかにも、2人でお好み焼きに舌鼓を打ち、東急ハンズと思しき店でカニやたこ焼きのカブリものをした夫を写真に撮り、「まだまだ日本を楽しんでいます」という解説付きでアップしている。