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羽生結弦、強行出場の陰に“謎の整体師”? オカルト依存に心配の声

 というのも、この菊地氏はファンのあいだでも “チャクラの仙人”と呼ばれている、少々あやしい人物。加圧トレーニングやタイ古式マッサージなどだけではなく、独自に“経気四門療法”なるものも考案しており、「女性セブン」(小学館)3月6日号によれば、「人間の生命、肉体、精神の働きをコントロールするチャクラの光を見ることができ、体の一部を軽く押すだけで体の不調やバランスを整えることができる」のだという。さらに、「時間があれば算命学やヨガ、聖書などの本を読みあさり、日光や雨といった自然のパワーと向き合うことで生まれたひらめきから、新たな手技の開発、チャクラカードや杖といった治療具の発明を行っている」というように、オカルティックな匂いも漂っている。

 当然ながら、パワーストーンの効能に科学的根拠などは何もないが、羽生選手は菊地氏が開発した「パワーストーンに1枚のシールを貼った特別なペンダント」を着用。羽生選手には喘息の持病があるのだが、急な発作に襲われても「ペンダントをつけていると、呼吸が落ち着いてくることがよくあった」という経験から、リンクに上がるときは肌身離せなくなったのだという。今回の衝突時も、羽生選手のあごがパックリ開いた原因を「仙人のあのペンダントが当たったのでは?」と指摘する人もいたほどだ。

 だが、気がかりなのはそれだけが理由ではない。もうひとつ心配なのは、羽生選手と菊地氏の“親密さ”だ。

 以前、現役時代の貴乃花が整体師に傾倒したことで“洗脳騒動”が起こったことを覚えている人も多いだろう。兄・若乃花との確執が取り沙汰され、母である藤田憲子とも絶縁状態に陥ったが、これらはすべて整体師による洗脳が原因だとされている。──アスリートにとっては、マッサージを施す医師や整体師は大事な体を預ける重要な存在。その施術によってよい結果が出れば信頼は増し、体だけではなく心も依存していくようになっていく。一方の施術する側も、自分があたかも他人をコントロールできている錯覚に陥り、共依存のような関係に発展していくのだ。

 実際、羽生選手は初めて4回転を成功させた2010年のNHK杯国際フィギュアスケート競技大会の前にも、例のペンダントの力が落ちているとして、菊地氏から「チャクラを入れ直した新しいシール」をもらい、貼り直している。そして、菊地氏が帯同したソチ五輪では、見事に金メダルに輝く快挙を成し遂げた。……これだけの“結果”を経験しているとなると、羽生選手が精神的に菊地氏への依存を高めていてもおかしい話ではない。

 今回も、本来ならコーチであるオーサー氏とよく話し合い、チームドクターが身体の状態を判断すべきところだが、カメラが映しだしたのは、羽生選手に菊地氏がべったりと付きっきりになっている様子だった。いくら羽生選手が頼りにしているとはいえ、脳しんとうといった分野は門外漢。日本チームにはドクターが帯同しておらず、羽生選手はアメリカチームのチームドクターに診察を受けたというが、適切な判断がなされたのか疑問視する声も多い。

 だが、とても19歳とは思えないしっかりとした意志をもった羽生選手のこと。心配が過ぎるだけかもしれない。どうかこの気がかりが杞憂に終わればいいのだが……。
(水井多賀子)

最終更新:2015.01.19 04:32

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