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篠田麻里子が東京拘置所に!凶悪犯罪の受刑者がつくる刑務所別の名物とは…

 そんな中、刑務所ごとに特色が反映された“名物”もある。

「7割が殺人がらみ、4割が無期という、まさしく日本最強」と謳われる千葉刑務所は、「長期受刑者ばかりだけに、作業に熟練を要する製品が多いのが特徴」で、高級桐たんす、紳士靴、漆工芸品、御神輿などが作られており、その出来は「千葉ならでは」と評判だという。特に御神輿はフルオーダーの注文生産で、一体が1500万円になることもあるという。

 累犯の短期受刑者が多いという広島刑務所では、高齢の受刑者や精神が不安定な薬物中毒者が目立つという。そのため作業を指導する担当技官は溜息混じりに「大変です」と嘆く。しかし、広島の地場産業である木工家具は、全国でも指折りの高品質。「昔は大きな箪笥や婚礼3点セットが売れたんですが、いまはローチェストみたいなワンルームに置けるものが中心」と、技官が売上事情を語る。

 最南端にある沖縄刑務所では、紅型が人気。壁掛けや暖簾、三味線置きまであるのが沖縄ならではだ。
 
 外国人犯罪者も多い府中刑務所は「家具製作、印刷、子供服、作業服縫製、皮工芸機械加工、自動車整備など、バラエティに富んでいる」という。なかでも受刑者が手作業で丹念に模様を施す革製のハンドバッグは、矯正展に来場するご婦人に人気なんだとか。

 ほかにも、革のソファなら加古川刑務所、「ライティングピューローならこれが最高でしょう」と関係者が口をそろえる札幌刑務所、岡山刑務所特撰の備前焼の陶器類、矯正展では整理券が出るほど行列必至の市原刑務所の味噌&醤油など、“ご当地品”は特に人気だ。

 これら刑務作業品は矯正展だけではなく、スーパーや公民館など、随時各地で即売会が行われているほか、ネット販売もされ即買も可能。興味が湧いたら、矯正展などに足を運んでみてはいかがだろう。デザインに主張はなくとも、職人的技術によって作り出される「刑務所良品」の数々。法務省はこれを「受刑者の矯正及び社会復帰を図るための重要な処遇方策」と位置づけている。手に取って、塀の内側と外側の“接点”に思いを馳せてみるのも悪くない。
(羽屋川ふみ)

最終更新:2018.10.18 05:54

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