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江角マキコは女性の性の伝道者だった!TVで「体がオナニーしてしまう」発言

「身体がオナニーをしてしまうんです! みんなそうだと思います。そういうこと、したことないって人は、私いないと思うんですね」

 この突然すぎるカミングアウトに、「!?」と凍てつくスタジオ。だが、江角はそんな空気に屈することなく、さらにたたみかけるように「大体の人が、自分の身体を触る行為はしてると思います」とキッパリ言い切った。

 冒頭で、いまは女性のオナニーは公然化していると書いたが、それでも現在のテレビ番組でも、このような発言はまずあり得ない。せいぜい深夜の、それもテレビ東京で、“セクシータレント”が口にしてぎりぎりでアリな世界だろう。それをいまから14年も前に、23時台スタートのフジテレビの番組で、視聴者も多い正月に、一線で活躍する有名女優が“女はオナニーをするもの”と断言したのだ。これは、女性の性の解放史の1ページに記録されてもいいような大事件である。ある意味、江角はオナニーのジャンヌ・ダルクだったといってもいいかもしれない。

 もっとも、彼女のこういう歯に衣着せぬストレートな物言いが、ママ友の反発を買って今の騒動を引き起こしてしまったという部分はあるだろう。コンサバ層には江角のような存在は理解できない。やっぱり江角みたいな人が青学みたいな学校に子どもを入れちゃダメだったのだ。

 でも、今さら後悔してもしようがない。現在の江角は長嶋一茂宅への“落書き問題”で芸能生命が危ぶまれているが、ぜひ真相をはっきりさせて謝罪すべきことは謝罪し、もう一度、TVで男前なコメントをする姿を見せてほしい。
(岡崎留美子)

最終更新:2014.09.24 12:49

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