小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

menu

辻仁成が中山美穂との離婚のいきさつ告白「彼女に新しい人が…」

 また、もっとも悲しいのは昨年12月3日の日記だ。その日のタイトルは、「世の中の“期待”に辟易する」。世間から“辻には愛人がいるに違いない”と思われてしまっていることを嘆いた日記なのだが、その中身が悲哀に充ちている。辟易としているわりに辻は、まわりの知人から口々に「辻さんには可愛い金髪の恋人が一人や二人いるに違いない」「料理もできるし、踊れるし。ぜったい、愛人がいるに違いない」「そうよ、辻さんはパリか京都辺りに可愛らしい若い美しい恋人がいるんでしょ?」「世の中の君のことを知っている人間はみんな百パーセント、君には愛人がいると信じている」などと言われるのだと子細に記述。いかにも辻らしいナルシズムが全開状態の日記だが、こうして浮かれて綴っているあいだに中山のほうが浮気真っ只中だったのかもしれないのだ。

 さらに、中山の心変わりに気付いたあとだと思しき年末には、「おいらのような人間を支えてくれた家族へのありがたさ」から「昨夜、一晩泣いていた」と書き、「もし、妻や息子に先立たれたら」と考えるほどに追い詰められている。ついにはそんな自分を奮い立たせたかったのか、大晦日の日記のタイトルは、「世界はまだ俺を発見していない」。──いつもならキザすぎて鼻につく辻節が、なぜか泣けてくるから不思議である……。

 しかし、不可解なのは“キャラ変”ともとれる辻の変わりようだ。いまは世間からも同情されるほど傷心で悲しみに浸る辻だが、もともとは相当な“稀代のオレ様”キャラだったはず。たとえば、前妻・南果歩は「指輪や家具を買うお金があったら1フィートでも多く(映画の)フィルムを買ってください」と話すほどに辻を公私の両面から支えていたにもかかわらず、一方の辻は監督作の主演に抜擢した新進女優のyuma(現在は三谷幸喜と結婚)に入れあげ、不倫状態に陥り、結果、南とは離婚。続く中山とは、初対面にもかかわらず「やっと会えたね」と恥ずかしげもない寒々しい口説き文句で落とし、辻の原作・中山主演で製作が進められていた映画『サヨナライツカ』にも辻があれこれと介入。業を煮やした行定勲監督が降板するという事件も起こっている。

 このように、自分の思うままに生きてきたにも関わらず、いまや昔が嘘かのように不甲斐なさを露わにする辻。結婚当初は“典型的なだめんず好き”と思われていた中山だが、あの辻仁成をここまで去勢してしまうとは……。この誰もが想像しなかったエンディングには、思わず「トレヴィアン!」と拍手したくもなるというものだ。
(サニーうどん)

最終更新:2017.12.07 07:46

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

カテゴリ別に読む読みで探す

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。

プッシュ通知を受け取る 通知を有効にする 通知を停止する