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中居問題のドサクサで終了した松本人志『ワイドナショー』の黒歴史!セクハラ擁護、女性蔑視、安倍政権との癒着

フジテレビHPより

 フジテレビが中居正広性暴力問題で揺れるなか、ひっそりと終了した『ワイドナショー』(フジテレビ)。2023年3月にメインキャストだった松本人志が逃げ出した時点で番組は実質終わったも同然だったため、みんなの記憶も薄れてしまっているかもしれないが、いかにこの番組がひどかったかあらためて振り返っておきたい。

 周知のように、『ワイドナショー』は、『だれかtoなかい』(『まつもtoなかい』)と同じく、問題となっている編成幹部N氏が担当していた番組。またN氏が中居に紹介した弁護士もこの番組の出演者だった。今回のフジテレビ問題のキーともいえる番組のひとつだが、番組内容自体もまさにフジテレビの悪いところを煮詰めたようなひどいシロモノだった。

 メインキャストだった松本人志は、セクハラや性暴力問題を扱えば、被害者に対して二次加害発言や女性蔑視発言を連発。女性や弱者を攻撃する一方、当時権勢をふるっていた安倍政権には迎合し、トンデモ政策も不祥事も擁護。あげくは、安倍首相を番組に出演させ全力ヨイショ、焼肉会食にまで出かけた。

 さらには闇営業問題で吉本興業が批判を浴びると、番組で松本は自分と一体関係にあった大崎洋会長体制の擁護と継続を訴え世論を誘導するなど、自身の権益のために番組を私物化。実現こそしなかったが、降板後の2024年1月に自身の性加害報道をめぐり活動休止を発表した際も〈事実無根なので闘いまーす。それも含めワイドナショー出まーす。〉とツイートするなど、松本の私物化意識は相変わらずだった。

 これだけ意のままにしておきながら、番組の内容や自身の発言が問題になると、松本はスタッフに責任転嫁したり、共演者に擁護させたり、論点ずらしの言い訳をしたり、と醜態をさらした。たとえば、宮崎駿監督に関するネット上の創作ネタを実際の発言と勘違いして取り上げ宮崎監督を嘲笑するという誤報事件を起こした際も、本サイトがその誤りを指摘すると、翌週の放送でスタッフに責任転嫁したあげく「ニュースが歪曲」などとウソ弁明を展開していた。最後はメインキャストのくせに番組をほっぽり出して“卒業”、中居との番組『まつもtoなかい』を始めたのだ。

「セクハラ擁護」「女性蔑視」「安倍政権との癒着」という今回あらわになったフジテレビの体質を体現していた、『ワイドナショー』。その罪が忘れられないよう、当時の記事を以下に掲載するので、あらためて一読してほしい。
(編集部)

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