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民族差別だけでない 百田尚樹が五輪女性選手を「男だ」とあげつらう発言! この差別思想が安倍前首相の周辺にいる連中の本質

 さらに言えば、百田氏のこれらのツイートは、現在国内外で激しい攻撃に晒されているトランスジェンダーに対する差別を喚起、扇動を狙った可能性もある。

 今大会では、五輪史上はじめてトランスジェンダーを公表している選手が参加したことが話題になったが、トランス女性の競技参加について「不当に有利」「体力は男なのに不公平」などと性差別主義者たちがバッシングを繰り広げている。

 念のため言っておくが、スポーツ大会におけるトランス女性選手の問題は個別の競技団体、大会で判断すべき問題であり、今回出場した選手は公平性を担保するためにIOCの定めた基準をクリアしており、非難されるいわれはない。

 しかし、トランスジェンダーをめぐっては、今年5月、LGBT法案に反対する自民党の山谷えり子・元拉致担当相が「アメリカなんかではね、女子の競技に男性の体で『心は女性だから』って言って競技参加して、いろいろメダルをとったり、そういう不条理なこともある」などと発言するなど、性差別主義者の攻撃のターゲットにされている。

 百田氏自身も、トランスジェンダーに対する差別ツイートをしたこともある。2018年にお茶の水女子大学がトランスジェンダー学生の入学を受け入れる決定をした際、そのニュースに対して、〈よーし、今から受験勉強に挑戦して、2020年にお茶の水女子大学に入学を目指すぞ!〉とツイートしたのだ。

 これは単なるお寒い冗談で済まされるものでなく、性自認を男性と公言する百田氏が「女子大を目指すぞ!」と宣言することで、明らかに「自分の性自認を偽って女子大に入り込む不逞な輩がいるかもしれない」「トランスジェンダーの人は性自認を偽っているのではないか」という偏見を助長するものだった。

 今回の女性選手に対する「男か」というツイートも、「男子選手が性を偽って女子競技に出場している」かのように誤解させ、トランス差別を喚起・扇動しているのだ(そもそも写真は今大会のものですらないのだが)。

 実際、百田氏の当該ツイートには〈新しい規則?が必要だと思います〉〈色々とひどいもんですね。これも多様性なんでしょうか。〉〈IOCはこれでもカマわんということ?〉〈心が女性ならなんでもありなんですね。多様性…この先のオリンピックはどんなことになって行くのだろう〉〈ひょっとして男性部門では出場厳しい人に、性転換したら女性部門に出させてやるみたいな裏取引があるんじゃ…〉などと、トランス差別のリプが殺到している。

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