安倍昭恵Facebookより
キングコング西野亮廣が原作・脚本・製作総指揮を務めた映画『えんとつ町のプペル』。昨年12月25日に公開され、西野は興行収入100億円を目指すとしていたが、この映画をめぐって、西野ファンがチケットを販売目的で何十枚も大量購入していることが判明。まるでネットワークビジネスじゃないかと批判の声が上がっている。
きっかけは西野が主催するオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」のメンバーが投稿サイト「note」にアップした「無職が失業保険使ってチケット台本を80セット(約24万)買った話(理由)」という文章。
西野は映画をヒットさせるため、様々なクラウドファンディングやプレゼントを企画しているが、同「note」によると、そのひとつとして〈「映画のシナリオ台本&前売りチケット」を原価で仕入れ、サロンメンバーが販売できる権利〉が3000円で売りに出されたらしい。続けて、サロンメンバーはこう解説している。
〈販売代行のような形〉〈3000円の原価で価格3500円など値段を上げて売れば、利益が出て、サロンメンバーさんのお小遣い稼ぎいもなるし、映画も広まる。こういう仕組みです。〉
これだけでもやばいにおいがぷんぷんするが、しかし、このサロンメンバーは企画告知を見て、〈『記事を見た時にこれに挑戦しないと人生このまま変わらないなと思った!』〉のだという。そして、ちょうど仕事を辞めたばかりであったにもかかわらず、失業保険から約24万円を注ぎ込んで80セットを買ってしまったらしい。
しかし、実際にはまったく売れず、このサロンメンバーは結局、チケットの転売を諦め「自分で80回見る」と宣言することに……。
このnoteの記事が投稿されたのは昨年10月で、暴露や告発というよりは自分の「甘さへの反省」「気づき」の体験談として書かれていたのだが、1月中旬になってなぜかSNS上で話題になり、炎上。当のサロンメンバーに「情弱」「頭が悪すぎる」という誹謗中傷が浴びせられただけでなく、オンラインサロンでセット販売を打ち出した西野についても「ネットワークビジネス」「マルチ」「宗教」「信者ビジネス」などと批判が殺到したのだ。
以前、千鳥の大悟が西野のことを「捕まってないだけの詐欺師」と評したことがあったが、このセリフを引用するかたちで西野を非難するツイートも見受けられた。