また、小山と加藤は報道番組に携わっていたことからも処分は当然でむしろ対応が遅すぎるくらいだったが、岩本は3年前も前の話で当時20代前半でまだデビューもしていない頃の飲酒で処分していた。
それに対して、山下や亀梨は30代半ばの立派な大人で、自身の社会的責任や影響力を考えれば、酒席に未成年がいないかということは、常に気をつけるのが当たり前の話だ。だいたい、TOKIO山口達也の未成年に対する強制わいせつや小山と加藤の未成年との飲酒が立て続けに発覚した際、ジャニーズは全所属タレントを対象にコンプライアンス講習をおこなったとアピールしていたではないか。
SnowMan岩本や自粛期間中に飲み会をしただけの手越などより、厳しい処分があっても、おかしくないくらいだ。
ところが、前述のとおり、今回のジャニーズは処分をする気配がまったくない。それどころか、「女性が年齢を偽っていた」「女子高生が嘘をついた」という情報を盛んに流し御用メディアを封じ込め、逆に相手女性に対するバッシングを扇動すらしている。
強硬姿勢でスキャンダルを封じ込んできたかつてのジャニーズに完全に先祖返りしているのだ。なぜこんなことになっているのか。
こうした姿勢の背景には、スキャンダルを引き起こしたのが亀梨と山下だったこと、そして最近のタレント独立ラッシュが大きく関係しているという。しかも、藤島ジュリー景子社長・メリー喜多川会長親子とSMAPマネージャーだった飯島三智氏との確執も影響しているらしい。
「亀梨は、かつて飯島派からジュリー派を選んで乗り換えてきたことから、ジュリー社長の大のお気に入りですから、傷をつけたくない。山下は、赤西仁らと親しく、以前から何度か退所・独立をほのめかしている。退社後の飯島氏とも接触を持ち、独自の人脈をつくっている。いつ裏切られるかわからないという認識がある一方で、嵐の活動休止に人気メンバー離脱が相次ぐなかで、山下は残された随一の人気メンバーでもある。下手に厳しい処分をしたら、手越のように即、退所・独立ということになりかねない。それで、2人は一切処分せずに、スキャンダルを完全否定する方向でいくことにしたんじゃないかと言われている。写真はあるが、部屋からの出入りを撮られているわけではないので証拠にならない、という判断もあるでしょうしね」(スポーツ紙J担記者)