おそらくこの日の『ひるおび』を見た視聴者の多くは、八代弁護士や田崎氏がいかに根拠のない詭弁で国会を開かないことを正当化しようとしていたことがよくわかったはずだ。
だが、それはなにも今回に限ったことではない。田崎氏や八代弁護士ら安倍応援団はこれまでも、事実を平気で捻じ曲げ、アクロバティックな論理で安倍政権を正当化してきた。しかし、これまで『ひるおび』など政権擁護色の強いテレビ番組やメディアでは、その強弁や話のスリカエで正論が封じ込められ、まるで安倍官邸の言い分に理があるかのような空気が支配され、そのまま議論が終わってきた。
それが、今回は、実際に官僚として法案づくりに携わっていた片山元知事が詭弁や場の空気に流されることなく、2人の主張を「嘘だ」「騙されるな」一刀両断。事実を突きつけたために、その主張のインチキが白日の下に晒されたのである。
コロナ対応によって安倍政権の正体が国民に完全にばれ、そのイメージ操作がどんどん効かなくなっているが、それと同じように、政権擁護番組や安倍応援団のやり口も通用しなくなっているということかもしれない。
(編集部)
最終更新:2020.08.02 05:30