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安倍政権が「マイナンバー」宣伝で岡村隆史の女性蔑視『オールナイトニッポン』にCM!『激レアさん』でも弘中綾香アナがステマ的宣伝

 実際、「マイナンバー制度」のTwitter公式アカウントの告知には、こうある。

〈【パンサー向井の教えて!!マイナポイント】
6月1日から #マイナポイント について紹介するラジオ放送が、#オールナイトニッポン で始まります
お笑い芸人 #パンサー #向井慧 さんと総務省マイナポイント施策推進室長のトークをお楽しみに
6月26日までの1ヶ月間 平日深夜2時半頃の放送です〉

 内閣府によるスポンサードは岡村担当日だけではなく『オールナイトニッポン』の帯全体でおこなわれているものではあるが、しかし、あれだけ大きな問題となった女性差別発言が飛び出した番組に対し、その問題から約1カ月で内閣府がCMを打つとは、一体どういうことなのか。

 しかも、内閣府がおこなっているのは、たんなるCMではない。前述したようにCMは約3分にもわたるもので、マイナンバーカード取得者向けに9月からはじまる最大5000円相当の「マイナポイント」制度を紹介。「自分だったらこう使う、2万円と5000円の使い道」なるテーマで投稿を集め、パンサー向井が約3分間にわたってトークをおこなっている。その扱いはCMではなく「番組内のワンコーナー」と勘違いしてしまいそうな仕掛けだ。当然、CM料金も相当なものだろう。

 いくら岡村やニッポン放送が謝罪をおこなったからといって、番組として、暴言をその場で諌めたり訂正することもなく放送したことの責任は問われつづける。そんな番組に、問題からたった約1カ月で政府がCMを打つ──。繰り返すが、そのCM料金の原資は国民の税金なのだ。

 だが、問題はまだある。内閣府はマイナンバーカード普及のため、さらに6日放送の人気バラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日)ともコラボレーションし、インフォマーシャルを打った。しかもそれは、番組の進行さながらにテレ朝の弘中綾香アナウンサーがボードを使ってマイナンバーの利便性を滔々と説明する、というものだった。

 さらに、『激レアさん』番組公式Twitterアカウントは6日の番組終了後、〈激レアさんと「マイナンバーカード」のコラボインフォマは見てくれたかな!? 弘中綾香アナと「マイナンバーカード」との激レアなコラボに注目してくれよなー!〉と放送されたインフォマーシャル動画を付けて投稿。そして、この投稿がプロモーション広告としてTwitterで宣伝されているのだ。その広告ツイートの下には小さく「内閣府政府広報オンラインによるプロモーション」と表示されている。

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