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復活・田崎史郎が「桜を見る会」名簿問題で官邸丸乗りの“民主党ガー”詐術! 羽鳥慎一にまで「出た!民主党」とツッコまれ…

 その上、必死の田崎氏は、名簿の管理問題について、こんなことまで言い出したのだった。

「(招待者名簿が)政治案件だったとするならば、時の官房長官は2011年のときはですよ、枝野(幸男)さんですよ。民主党の。あ、いまは立憲民主党代表の。だから、政治案件で何か枝野さんがやられたのか、あるいはそのあと政治案件として消されてきたのか、官僚の独自判断でやられてきたのかってことですよ。僕は官僚の独自判断できたと思う」

 官僚のせいにしながらも、同時に「政治案件として枝野官房長官が招待者名簿を違法に管理したのでは」と言い出す……。いや、だから、政治案件も何も、2011・12年は「桜を見る会」自体が中止になっているんだって。

 しかも、あらためて言っておくと、「桜を見る会」の実態がバレてはまずい「政治案件」になったのは招待者や出席者の数が膨れ上がっていった第二次安倍政以降の話だ。それなのに、田崎氏は会が中止になった年に不記載にしていたことをもって、何の根拠もない「枝野官房長官の関与」という陰謀論を唱えはじめたのである。

 呆れてものも言えなくなるが、しかし、玉川氏はこの田崎氏の主張に対して“民主党時代も含めて聞き取り調査をやればいい”と主張し、官僚のせいにしようとする田崎氏の意見に「名簿だって、(「首相枠」をはじめ政治推薦を扱っていた)内閣府のだけが出てこないんでしょ? ほかの役所のやつ全部あるんだもん。だから政治案件って言われるんですよ」と反論。だが、田崎氏は「その論理がわからない」と言い放ち、「人事課でやってた問題なの、これ」と、まるで答えになっていない答えを繰り返した。

「その論理がわからない」って、「人事課でやってた問題なの」という返答で何か言った気になっているほうが意味がわからないのだが、玉川氏はごまかされることなく、ここから田崎氏を“ド詰め”に入ったのだ。

玉川「じゃあ、田崎さんはなんで内閣府のだけないと思うんですか」
田崎「これはあの、内閣府の判断でやってる、課長の判断でできることだから」
玉川「だからその理由ですよ(苦笑)」
田崎「え?」
玉川「判断の理由」
田崎「判断の理由はそりゃあ……」
玉川「そこ取材してくださいよ! せっかく突っ込めるんだから」
田崎「いや、そうじゃなくて、あの、人事課長がいい加減なことやったんだと思う」
玉川「(歴代の)5人ずーっと!?」
田崎「5人ずっと。役人が優秀だと思ってるのが大間違い」

 根拠を何ひとつ示さず、「いい加減なことやったんだと思う」とは……。さすがに山口氏も「人事課長はなかでも出世筋が、なかなか優秀な方が行きますよ(笑)?」とさらにツッコミを入れたが、これにも田崎氏は「それは財務省の人事課長とは違うから。これは内閣府の、総理府の人だから」と反論。だが、過去の内閣府で事務次官にまで上り詰めた者たちのなかには大臣官房人事課長経験者もおり、出世コースであることは変わりない。なのに、そうした事実は無視して、田崎氏は徹頭徹尾「役人がやったこと」「はじまりは民主党政権」と主張しつづけ、番組は「ポスト安倍」にかんする話題も取り上げる予定だったのが時間オーバーとなり、そのままコーナーは終了してしまったのだった。

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