小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

安倍首相のG20サミット政治利用がヒドイ! 日程を参院選PRのために前倒し、関ジャニ村上とツーショット、でも成果は…

 まったく、国際会議まで選挙利用しようとは厚顔無恥にも程があるが、しかし、このG20が安倍首相にとって本当の意味でアピールの場になるのかは疑わしい。

 実際、本日おこなわれた日米首脳会談では、いま問題となっているトランプ大統領の“日米安保破棄”発言が飛び出すことはなかったが、明日には、ロシアの国営放送で「(北方領土返還の)計画はない」と明言したばかりのプーチン大統領との首脳会談が控えている。

 さらに、やはり明日には米中首脳会談が予定されており、貿易問題で更なる亀裂が入れば、議長国としての面子が丸潰れになるだけでなく、安倍首相が議長としてとりまとめる「首脳宣言」がまとまらない可能性もある。

 いや、米中問題だけではない。フランスのマクロン大統領は日仏首脳会談がおこなわれた26日、「もしG20の宣言にパリ協定が言及されていなければ、フランスは受け入れないということだ」と明言(朝日新聞デジタル27日付)。しかし、トランプ大統領は地球温暖化対策の国際的枠組みであるパリ協定から脱退しており、“トランプの犬”である安倍首相がパリ協定の遵守を「首脳宣言」に盛り込む方向でとりまとめるようなことができるはずがない。トランプ大統領にすり寄るだけの外交しかできない安倍首相に、議長としての役割など期待するほうがどうかしているのだ。

 だが、むしろ米・イランの緊張を高めてしまった先日のイラン訪問しかり、どれだけ安倍首相が世界に恥を晒し、失態をおかしても、NHKの岩田明子記者や田崎史郎氏をはじめ、御用ジャーナリストやメディアは「大成功」「十分すぎる成果」などと安倍礼賛を垂れ流し、失敗をなかったことにしてしまうのは目に見えている。参院選を控え、一体どんなフェイクニュースが展開されるのか。賢明な市民はよくチェックしてほしいと思う。

最終更新:2019.07.01 08:54

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。