まず、ウーマン村本は安倍首相が吉本新喜劇に出演した翌日21日お昼の12時すぎに、以下のようなツイートを投稿している。
〈おれは芸人だから総理大臣をこき下ろしても総理大臣を持ち上げて当たり障りのない時間は作らない。〉
〈金もらうなら金もらう芸をすべきだ。それは圧からの解放だ。いまの社会に苦しめられて笑いに救いを求めて劇場に来てたかもしれないその客はその時、笑いに対して、なにを思ったか。〉
「吉本新喜劇」とは明記こそしていないが、村本が何について書いているかは明らかだろう。
SNSで政権批判をしたりデモに参加するなどしてきた星田英利(ほっしゃん。)も、安倍首相の新喜劇出演に憤りの声を上げている。安倍首相が吉本新喜劇に出演した当日4月20日の18時半すぎから、以下のようなツイートをした。
〈仕事終わってスマホ開いたら、、、
あまりにも気色悪い。反吐が出る。
私は恥ずかしい。〉
〈新幹線から。田舎生まれ田舎育ちなので、夕方に田んぼが景色を映し出す時間がちっちゃい頃から大好きだ。時代が変わっても昔から変わらない景色がある。時代が変わっても変わらない品格や矜持がある。芸能は庶民の味方であるべきこと。芸能は庶民に食べさせてもらうべきこと。〉
村本同様、「吉本新喜劇」とか「安倍首相」とは書いていないが、仕事を終えた星田がスマホを開いて目に入ったものが、「安倍首相が吉本新喜劇にサプライズ出演」だったことは想像に難くない。星田は、さらに安倍首相の新喜劇初出演にこんな皮肉を飛ばしてみせている。
〈吉本新喜劇は初めてでも、日本新悲劇の座長です。〉
そして、松尾貴史の以下のツイートもリツイートしている。
〈新喜劇の舞台は、誰も論理的な反論も質問もして来ない「絶対安全地帯」と踏んでの、華やかな選挙運動でしょうなぁ。観客も芸人の皆さんも、随分と見くびられ馬鹿にされたわかりやすい現象。〉