本田の朝鮮学校訪問は、政治の都合に巻き込まれている生徒たちだけでなく、「日本人」へのメッセージでもあったのだ。インタビューでは、日韓戦などで必要以上に対決姿勢を煽り立てるメディアの報道のあり方についても変えないといけないと言及している。
しかし普段は本田の言動やそれに対するネット上の反応など仔細に報じるテレビや全国紙が、この本田の朝鮮学校訪問とそこに込められた本田のメッセージを報じる様子はない。W杯直後という最も注目を集めていたタイミングだったにもかかわらず、本田が朝鮮学校を訪問した7月、その事実を報じたのは中央日報など海外メディアや一部のネットメディアだけで、全国紙やテレビは一切触れることはなかった。今回のインタビューでの発言についても、今のところ同様だ。
本田の声は、硬直した日本のマスコミに届くのだろうか。
(編集部)
最終更新:2018.10.14 01:59