ちなみに、犯罪行為ではないが、嵐といえば、櫻井翔と松本潤の二人も複数人での破廉恥な姿をスッパ抜かれている。「FLASH」(光文社)08年4月22日号には、彼らが少女と体を寄せ合っている写真が掲載された。記事によれば、それは櫻井、松本の二人がまだジュニアだった時代、当時アイドルグループに所属していた女の子二人と4Pにおよんだときに撮られたものだという。
また「週刊文春」10年11月11日号には、櫻井以外の嵐のメンバー4 人がAV女優の女性と関係しひどい扱いをしたという衝撃的な記事も掲載されている。その女性は、当時、オーディション番組発の小室哲哉プロデュースによるユニットのメンバーだった。グループ解散後は、レースクイーンなどを経て、08年にAVデビュー。後に自殺により逝去しているのだが、彼女は前掲「週刊文春」で当時のことを証言し、松本に関しては「中学生のくせに大胆で、口の中に出されてけっこうビックリした」と告白をしている。また、二宮とは体だけが目当てのセフレのような関係であり、いきなり品川に呼び出されて公衆トイレで性行為を求められたりもしたという。
本稿で紹介してきた事例が物語るように、こうしたわいせつ関連の不祥事がくり返されるのは決して偶然などではなく、ジャニーズ事務所のタレントが女性を「性のはけ口」として「モノ扱い」するような構造的な問題があると言わざるを得ない。
それを端的に示したのが、「週刊文春」17年1月5日・12日号で報じられた、松本潤がAV女優の葵つかさと4年にもわたって浮気をしていたスキャンダルだろう。周知の通り、松本は井上真央と長年交際しており、これは葵にも井上にも手酷い裏切りと言わざるを得ないわけだが、ワイドショーは当然のごとくこのスキャンダルを黙殺。後追いするテレビ番組やスポーツ新聞は皆無だった。
この報道で明かされた松本による葵の扱いは、「性奴隷」と表現しても言い過ぎではないほどひどいものである。
交際が始まった当初、葵は松本と井上の関係を知らなかったが、後にネットの情報などで知り、一度だけ松本に井上の存在を問い質した。そのとき、松本は「それ以上、彼女のことを言ったら殺すよ」と返したという。
また、2人はいつも松本が彼女を呼び出すかたちで逢瀬を続けていたというが、煮え切らない松本の態度にだんだんと関係が怪しくなり、葵のほうから「タクシー代くらい欲しい」と告げると、松本は「お金を払うような関係じゃないよね?」と返したと記事には書かれている。