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NGT48中井りかが上西小百合元議員に心酔!「上西さん大好き」「アイドルだって言いたいこと言っていい」

 こういったキャラクターから「ポスト指原莉乃」という声も一部にはあるが(中井は昨年11月に指原も所属する太田プロダクションに移籍)、上西氏に対して並々ならぬシンパシーを表明したりするその感じは、指原の「炎上」とは少し位相が異なるかもしれない。

 指原は同じ「炎上」でも、「良い炎上」と「悪い炎上」があるとしており、彼女の著書『逆転力~ピンチを待て~』(講談社)では、このように説明されている。

〈炎上にも良い炎上と悪い炎上があります。悪い炎上はたいてい、人にあおられたことでカッとなって、衝動で書いたことをすぐにアップしちゃうことで起こります。
 ツイッターやぐぐたす(Google+)、ブログに書き込みする時に大事なのは、流れとタイミングです。書く内容よりも、そっちのほうがぜんぜん大事。瞬発力は禁止。
 思ったことをすぐ言うとケンカにしかならないから、まずは感情を飲み込む。ぐっと我慢して、その後でどうやったら自分に得なのかを考えて書く。あとは、流れとタイミング。
 飲み込むばっかりの人生です〉

 つまり、指原の場合は完全に空気を読んだあと「自分の得になる」と判断してやっている戦略的な炎上なのだ。対して、中井の炎上はそれこそ、思っていることをそのまま口にした結果、起きているもので、明らかに上西氏に近い。

 しかしだからといって、指原のようにそれを「悪い炎上」と決めつけるのはおかしいだろう。

 中井は前述『スマートフォンデュ』のなかで、「私も言いたいことよく言うんですけど、言えない人っているじゃないですか、だから、『りかちゃんが言ってくれてすっきりした』とかそういう意見もすごいたくさんいただいていて、だから、そういう人たちの希望になれればなって思って」とも語っている。

 その姿勢は、計算や狡猾さがすけてみえる指原の予定調和的な言動よりはるかに刺激的で、爽快感すらもたらしてくれる。

 しかも、最近の中井はそれで干されるどころか、秋元康氏による「推され枠」に入ったとの見方もある。先日は、『勇者ヨシヒコ』シリーズ(テレビ東京)などでおなじみの劇作家・福田雄一氏のツイッターにて、福田氏と秋元氏の会食に中井も同席していたことが明かされていた。

 アイドル界でも「上西キャラ」は需要があるということなのだろうか。

最終更新:2018.02.02 08:41

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