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大阪W選を前にAKB島崎遥香が「都構想はシルバーデモクラシー」の的外れ指摘! ぱるるよ、橋下に騙されるな

左・「新世代トークアプリ755」公式サイト島崎遥香のトークより/右・橋下徹オフィシャルウェブサイトより


 10日に放送された、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)・島崎遥香(AKB48)出演のバラエティ番組『淳・ぱるるの○○バイト!』(フジテレビ系)で、ぱるるの口から飛び出した発言が話題となっている。

 淳から「ニュースとか世間の出来事とかあんまり興味ないかと思ってた」と聞かれたぱるるが、いきなりこう答えたのだ。

〈大阪都構想。あれは、すごい興味があって〉
〈前の時は、若者があんまり投票しなかったんですよね〉
〈これからの日本は若者がつくっていかなきゃいけないから。若者の意見も大事だと思う〉

 さらに淳が「でも若者のほうが人数少ないから、絶対に負けるんだよ、人数で」と応じると、ぱるるは「そう、そこが問題なんです」と語った。

 政治に興味などなさそうな彼女がこんな発言をしたことに、淳は驚きの声をあげ、ファンの間では「ぱるる、正論だよ」「意外とちゃんと考えてる」と賞賛の声があがっている。

 しかし、はたしてそうだろうか。今回のぱるるの発言はむしろ、大阪ダブル選挙を前に、橋下市長と維新の党支持者のデマに満ちた煽りが再び広がっていることを証明したと言えるのではないか。

 文脈から考えて、ぱるるは、今年5月に実施された大阪都構想の住民投票が否決されたのは、若者の投票率が低かったせいだと考えているらしい。だから、今回のダブル選挙では若者が投票に行くべきだと考えているのだろう。

 しかし、これは明らかなデマだ。たしかに、都構想の住民投票の直後、メディアや橋下支持の新自主主義系有名人から、若者の投票率が低かったせいで否決されたという分析がまことしやかに流され、「シルバーデモクラシー」「老害投票」といった批判の声が上がっていた。だが、実際の結果を分析すると、は他の世代でも反対が多く、70代以上が全員反対に回ったとしても大阪都構想は否決されていた。また、事前の世論調査では、もっとも反対が多かったのは20代で、むしろ若者が投票所にいっていれば、もっと大差で否決された可能性もあった。

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