「お疲れちゃ~ん!」のギャグで『エンタの神様』(日本テレビ系)を中心に人気を博した、インスタントジョンソンのスギ。は、バイト先でのこんな心温まるエピソードを語る。
「僕は料理好きだから築地の市場で働いてた、真空パックなど魚が加工された商品の仕分け。お金がなかった僕がお笑い目指してるって知ってる職人さんが食材を山ほどくれるんスよ!」
「発砲スチロールの端が欠けたり、売り物にならなくなった食材ですけどね。「そろそろ魚介なくなった頃だろ?」とフォークリフトに載せた加工品をわざと落とすように運転して、「落としちまった! 売り物にならねえから持っていきな! がんばれよ」って応援してくれてた」
『エンタの神様』、『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)といったネタ番組が終了し、お笑いブームも去ったと言われて久しい昨今。現在のお笑い界は厳しい“冬の時代”となっているが、いま辛酸を舐めている若手芸人も先輩たちにならって「つらいことも“笑い”に変える」姿勢で、是非ともファンに芸を届け続けて欲しいものだ。
(新田 樹)
最終更新:2015.09.02 11:00