小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

menu

報道への弾圧姿勢を強める参政党に弱腰なマスコミ…太田光、TBS井上貴博アナは神谷代表や「日本人ファースト」を擁護する発言

爆笑・太田は神谷代表の陰謀論に理解を示し「会話を閉ざさないから信用できる」

 しかも、この太田の「先鋭化」の指摘に対して、神谷代表が「わかっていただきたいのは、じつは参政党員のふりをして、私たちの支援者のふりをして、意図的になりすましてですね、汚い言葉・強い言葉で、参政党はこんなに悪いことを言っているぞと、神谷はこう言ってんだ、ああ言ってんだ、意図的に私の発言をねじ曲げて流布してる人たちが組織的にいる」と言い逃れをすると、太田はなんと「そうですね」「理解してます」と即答したのである。

 もう一度、念を押しておくが、いま、問題になっている参政党の外国人ヘイト、デマの多くは、神谷代表や参政党候補者がはっきり口にしたもので、切り取りでもなんでもない。それを「なりすまし」のせいにする陰謀論に全面同意するとは、この芸人はいったいどういうリテラシーをしているか。

 また、太田は、山本アナウンサーが『報道特集』で参政党支持者から攻撃を受けていることを念頭に、「切り取りの中で、その人に対する個人攻撃、それも道徳のかけらもないような人格否定のようなものが、もし現在おこなわれているとしたら、それはやめていただきたい」と神谷代表に懇願。「ラジオ番組で共演している山本アナを守ろうとした」などと評価されているが、実際は、これもあまりに腰が引けた発言としか言いようがない。

 そもそも、山本アナウンサーについて太田が擁護するとしたら、「山本アナは外国人差別に警鐘を鳴らしただけで、批判されるべきものではまったくない」という言葉であったはずだ。それなのに、太田は「個人攻撃はよくない」という話に矮小化。

 すると、神谷代表はこんな持論を滔々と述べ始めた。

「私も、あの女性もすごくやられてるかもしれませんが、私はそれ以上にやられてるので。とにかく権力者であろうが、キャスターであろうが、目立つ人をですね、公人だからとかいう理由で、プライバシーも何も関係ないような、その人の人格や心をまったく踏みにじるような、そういう発言は、一切許してはいけません。それは政治家に対してもです。石破総理とかに対してもそうだと思うので、ぜひメディアのみなさんは政治家に対する誹謗中傷をもう少し何とかしてもらうように呼びかけてもらわないと、それは公平性を欠くと私は思います」

 ようするに、太田の身内を庇うだけの腰の引けた擁護論が、神谷代表の政治家批判封じ込めの論理に利用されてしまったのだ。

 さらに、太田の最大の問題は、神谷代表との中継をこんな言葉で締め括ったことだ。

「僕はあの人(編集部注:神谷代表のこと)が信用できるのは、会話を閉ざさないってところだと僕は思います」

 参政党の神谷代表は、この間、元党員などから指摘されているように、表の顔と裏の顔が大きく違う。テレビやマスコミなどにはソフトなイメージを振りまく一方で、党員や支持者向けには差別的なデマを喧伝し、批判や反対意見を排除する独裁志向を露呈させてきた。実際、党として『報道特集』への抗議や神奈川新聞の排除をしていることこそ、その証左だろう。

 それを「会話を閉ざさない」などと評価するというのは、それこそソフトなイメージとデマ拡散に加担しているだけではないか。

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

カテゴリ別に読む読みで探す

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。

プッシュ通知を受け取る 通知を有効にする 通知を停止する