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2700万円裏金でも萩生田に反省なし! 月刊誌で被害者気取り発言、「裏金はメディアとの会食に使った」とマスコミを恫喝

萩生田光一“アメとムチ”のメディアコントロール術 恫喝・圧力の一方であの“文春砲”とも…

 これほどまでに国民を舐めきった態度をとっているのに、なぜ、新聞やテレビの萩生田氏に対する追及はこんなにも甘いのか──。

 じつは、今回の“裏金”をめぐる萩生田氏の釈明のなかに、「これがその理由では?」と疑いたくなるものがあった。

 萩生田氏は裏金の使途について「派閥の皆さんとの会合費、時にはメディアの人たちや、有識者との会食などのほか、外遊時にも使っていた」(前出・「文藝春秋」より)と説明。自ら、メディア関係者との飲み食いに使っていたことを明らかにしたのだ。

 そもそも萩生田氏といえば、メディアに対してさまざまな圧力をかけてきたことで知られる。2014年11月に当時の安倍首相が街頭インタビューVTRに逆ギレした『NEWS23』(TBS)生出演後、萩生田氏が自民党筆頭副幹事長として在京テレビキー局の編成局長、報道局長宛てに“報道圧力文書”を送りつけた問題はあまりに有名だ。2017年8月には『グッド!モーニング』(テレビ朝日)で田原総一朗氏が「萩生田光一は加計学園問題のいわば一番の責任者」と発言したことに猛抗議。正当な論評であったにもかかわらず、放送の3日後に番組に謝罪をさせたということもあった。

 しかし、こうした恫喝や圧力の一方で、萩生田氏は新聞・テレビの担当記者に情報をリークすることで、取り込み、子飼い化していることでも知られている。

 有名なのが、テレビ朝日の女性記者で、「(萩生田氏が)官房副長官時代、テレ朝が組閣人事のネタを抜けたのは彼女のおかげ」といわれるくらいだった。統一教会問題の際も、なかなか取材に応じようとしなかった萩生田氏とマスコミ各社の間を、この女性記者が調整して、ぶら下がり取材ができるようになったのではないかといわれている(「週刊新潮」2022年9月1日号/新潮社)

 最近では、政治ジャーナリストの田崎史郎氏も萩生田氏とベッタリの関係を築いている。裏金問題が発覚した当初、田崎氏は「僕は日曜日にも月曜日にも萩生田さんとちょっと話したんですけど」などと萩生田氏と密に連絡をとっていることをテレビでも公言。やたらと萩生田氏の擁護を繰り返していた。

 ちなみに、萩生田氏はあの「週刊文春」とも、つながっている。「週刊文春」を“文春砲”と恐れられる存在にしたのは、同誌の元編集長で、現在、取締役・総局長を務める新谷学氏だが、この新谷氏と萩生田氏は、中学時代からの知り合いで、頻繁に連絡を取り合っていると囁かれているのだ。

 事実、新谷氏自身、インタビューで萩生田氏と中学校時代の野球部の1つ後輩の関係にあることを認め、「安倍政権時代は批判をするたびに、もういいかげんにしろと抗議電話が来たけど、一切言うことを聞かない。それでも今も関係は続いています」(東京弁護士会会報「LIBRA」Vol.22 No.3)と語っていた。

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