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リテラの新年特別企画◎御用ジャーナリスト大賞(前編)

コロナと五輪で悪質ぶり発揮した御用コメンテーター10位〜6位発表! いつもの顔ぶれに夏野剛、谷原章介、ブラマヨ吉田&小杉も

【7位】岩田明子(NHK解説委員)

公共放送の“安倍代理人”は自民党総裁選でもドン様の意向どおり岸田首相と高市早苗の二股、アドバイザー役まで

 安倍政権下では「安倍首相にもっとも食い込んでいるジャーナリスト」と呼ばれ、安倍首相辞任の際もその一報をスクープしたNHKの岩田明子記者。もともと距離があった菅義偉首相の誕生によってすっかり影を潜め、さらに2021年政治部からネットワーク報道部に異動となったが、岸田政権の誕生により再び息を吹き返している。
 というのも、先の自民党総裁選では、岩田記者が岸田陣営に出入りしている様子が多数目撃されており、「もはや岸田選対の一員ではないか」という声さえあがっていたのだ。
 実際、岸田政権が誕生すると、岩田記者はさっそく解説委員として“安倍外交の継承”を強調しながら岸田首相の外交力をアピールするように。岸田首相も「彼女からの電話には必ず出る」と言われるほどの関係を築いているのだ。
 だが、これは岩田記者が安倍氏から岸田首相に乗り換えたという話ではまったくない。むしろ、岩田記者による岸田首相への接近や露骨なヨイショは、安倍氏との強固な関係を象徴するものだからだ。
安倍氏は先の自民党総裁選で、表向きは同じ極右思想の持ち主である高市早苗を支持していたものの、高市氏が決選投票に残る可能性がゼロに近いとわかるや否や裏で「岸田支持」に回ったが、じつは岸田氏が総裁選出馬を表明する少し前から安倍氏は岸田陣営に自分の代理人として側近中の側近だった今井尚哉・元首相補佐官と「官邸のアイヒマン」とも言われた北村滋・元国家安全保障局長を投入。そこに岩田記者も加わっていたのである。
 しかも、岩田記者は岸田陣営に出入りしながら、その一方で安倍氏が支持していた高市氏にも肩入れしてアドバイスを送っていたといわれる。
28日に放送された『踊る!さんま御殿!!年末4時間SP』(日本テレビ)では高市氏が出演し、総裁選の裏側を暴露。その際、「某公共放送の美人記者」が「洋服にクレームをつけ始めた」と明かし、「毎日出てる討論番組とか見て、メールがくるんです」と語っていた。この「某公共放送の美人記者」というのは、もしかして岩田記者のことではないか。
 いや、岩田氏でなくても公共放送の記者が特定の総裁選候補者に肩入れし、ファッションやメイクの“アドバイザー”まで務めていたとしたら、記者としてあるまじきことだが、いずれにしても、岩田記者は総裁選でも安倍氏と一心同体で動いていたのは間違いない。
 いや、総裁選だけではない。岩田記者は12月初旬にも安倍元首相と一緒に麻生事務所に出入りしていたという報道があったが(「週刊現代」12月25・2022年1月1日号/講談社)、安倍元首相は最近、岸田首相をハンドリングするために麻生副総裁と頻繁に密談しており、その席に岩田記者も参謀役として同席したのではないかと推測されている。
 安倍氏と岩田記者の密着ぶりには「何か番組をやらせるのか、それとも岩田さん本人を選挙に出すのか」という声が出ているが、この安倍氏の意のままに動く記者の存在をとっても、公共放送たるNHKの歪んだ報道、御用ぶりは今後も変わることはなさそうだ。

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