【9位】ブラックマヨネーズ 吉田敬&小杉竜一(お笑い芸人)
吉田だけでなく小杉もネトウヨっぷり露わ! 二人揃って「コロナたいしたことない」、維新と吉村知事礼賛、高須院長擁護も
ブラックマヨネーズといえば、もともと吉田敬のネトウヨ丸出し発言が知られていたが、2021年は相方の小杉も同類だったことが露呈した。
レギュラー出演中の『バイキングMORE』(フジテレビ)で安倍・菅政権応援団の常套句だった「コロナたいしたことない」を連発したのだ。
典型的なのが4月6日放送回での「一年半くらい蔓延してるのに、人口激減するくらい人死んでるわけでもないし、ちょっと疑問が湧くというか。なんなんですか? この手軽なPCR検査と恐ろしがり方のギャップっていうのは」という発言。人口が激減してないからたいしたことないって、どういう感覚なのかと疑いたくなる。
さらに、小杉は、菅政権がこの間、やろうとしては批判を受けて頓挫していた新型コロナの感染症法における扱いの「5類引き下げ」も熱烈に支持していた。何しろ、東京五輪の影響で東京ではまさに1日の新規感染者数が5000人を超え入院できず自宅死も出ていた8月12日の時点でさえ、5類引き下げについて「メリットしか感じない」と発言していたのである。
もちろん、こうした「コロナたいしたことない」というスタンスは、相方で本家ネトウヨの吉田も同様だ。
高橋洋一・内閣官房参与が、日本のコロナ状況について〈日本はこの程度の「さざ波」。これで五輪中止とかいうと笑笑〉とツイートした際も、吉田は、『バイキング』で、なんと「笑笑」のくだりまで含めてこう高橋を擁護していた。
「『笑笑』って(五輪)できるやんけって呆れ笑いですよね? それはなんで行間くみ取ることができへんのかって思いますけどね」「ちょっとマイルドに嫌味っぽく言うてることで、ここまで怒る必要ってどこにあるんですか?」「死んだってかまわないとは言ってないですよね」
さらには、2021年最後の放送となった12月28日の『バイキング』では、ようやく各地で無料検査が開始したというニュースについて「PCR無料って言っても国が立て替えてるだけで、そうなると増税という話にもなる。増税になるとテンション下がるし経済にも影響する」。自分たちがこの2年、安全にテレビの仕事をできたのは定期的な検査のおかげなのに、一般庶民の無料検査には税金が上がるなどと言って、イチャモン。というか、そもそもPCR検査のせいで税金アップって頭の悪いネオリベの典型だろう。
そろいもそろって、さすがコンビというしかない。ちなみに、吉田は番組で小杉と“ほかのことでは意見は合わないが。コロナでは一致した”と言っていたが、そんなことはない。維新や吉村知事についてもいつも揃ってヨイショしまくっているし、愛知県のリコール名簿事件でも、「送り込まれたスパイがやったんちゃうかとか、これ潰したい人間がいたんちゃうか」(小杉)、「高須先生のためにちょっとでも票を増やすっていう方向やとしても稚拙じゃないですか。成人式に暴れてる奴並みに何考えてるのかわからん」(吉田)と、二人ともネトウヨそっくりの論理で、高須克弥院長を擁護していた。
年を追うごとにネトウヨっぷりを増していく吉田と、2021年にトンデモ政権応援団的本性が露わになった小杉。本業のお笑いでは若手の突き上げでどんどん居場所をなくしているから、今後、このネトウヨ路線はますますエスカレートしていくだろう。それこそ『バイキング』がなくなったら、『虎ノ門ニュース』あたりに出演し始めても全くおかしくないかも……。