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投票呼びかけに松本人志が「軽い感じで行かれてもよくない」と上から目線発言! 対照的に星野源は投票のハードル下げるススメ

星野源は荻上チキ氏とのラジオで「よくわからない人に入れることが無責任に感じて投票しないより…」

 実は、この投票をめぐる問題で、少し前、松本と対照的なことを語っていた人物がいる。ミュージシャンで俳優の星野源だ。

 9月21日深夜放送の『星野源のオールナイトニッポン』でのことだ。この日のゲストは評論家の荻上チキ氏。星野と荻上氏はもともと交友があり、この日の放送でも、星野が『ブエノス・ディアス、ニッポン 外国人が生きるもうひとつのニッポン』(ななころびやおき著、ラティーナ刊)という差別的な扱いを受ける在日外国人たちのリアルな姿を描いた本を荻上氏から紹介してもらい、技能実習生の問題を考えるきっかけになったことを話していた。

 この日の『星野源のオールナイトニッポン』は、そんな二人がリスナーのさまざまな質問メールに答えるという形で番組が進められたのだが、そのなかで、星野が「選挙でこれといって魅力ある候補者がいなくて、国政を変えたいから選挙に行きたいってとき、チキさんならどうしますか?」という旨のメールを読み上げた。

 荻上氏がまず、この質問に「現状を変えたいなら、現状の議員でない人に入れるとか。あとは、最高の候補者に投票したこと、僕1人も投票したことないんです。最高の候補者、ピッタリだなって人。いたことないです」「選挙は、よりマシを選びに行く場所なんで。マイナス50点とマイナス30点だったら、じゃあマイナス30点のほうを選ぼうっていう、そういったような感覚でいいと思います」と回答。

 すると、星野源が荻上氏の発言を受けて、こう熱く語ったのだ。

「その言葉に勇気をもらう人はめちゃめちゃいると思います。よりマシを選ぶのでいいっていうのは。何か変えたいと思うんだったら、すごくちゃんと自分が信じてる人に投票しなきゃいけないんじゃないかって思う人も多いと思うんですけど。そうじゃなくて、いろいろ調べて、その人がどういうことを言っているのか、今までどういう実績があったのか、っていうなかで、まあこの人がいちばんいいのかな、自分に合ってるかなって人を選ぶのでいいってことですよね。
それで、すごく自分が何もしていないとか、自分が無責任に感じちゃって、よくわからない人に入れるとか、自分が信じきれてない人に入れることが無責任に感じて、投票しないより、そうじゃなくて、よりマシな人でいい、ということですよね」

 この星野のことばに、荻上氏も同意し、「そうですね。絶対、投票したら責任芽生えると思うので。投票した人がろくでもない人だったら、次入れないじゃないですか」「次入れないという責任をそのあと果たせばいい」と言っていたが、そのとおりだろう。

 候補者のことや政治状況についてちゃんと知らなくても、その時点でよりマシだと思う候補者に投票する、現政権に不満があるなら、そうでない政党の候補者に投票する。そして、裏切られたと思ったら、次の選挙で違う候補者に入れる。そういうことでいいのだ。そうやって、多くの人が投票するほうが、民主主義を健全に機能させることができる。星野はそのことをきちんと理解しているのだ。

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