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感染2万人超えも菅首相はワクチン自慢と逆ギレ! 読売など応援団は安倍の時と同様「休みがない」「疲れている」と同情誘う作戦展開

感染2万人超えも菅首相はワクチン自慢と逆ギレ! 読売など応援団は安倍の時と同様「休みがない」「疲れている」と同情誘う作戦展開の画像1
首相官邸HPより


 昨日13日、東京都では新規感染者数が過去最多の5773人となり、全国でもついに初の2万人を超えた。重症者数も過去最大となり、医療は完全に崩壊状態になっている。東京五輪の開催をはじめ、この間の菅政権のコロナ対策の失敗が数字として叩きつけられているわけだが、しかし、この男は反省するどころか、自分の失敗を絶対に認める気がないらしい。

 というのも、昨日、菅首相は東京で感染者数が過去最多を更新したことを受けてぶら下がり取材に応じたのだが、なんとそこで、この期に及んで手柄自慢をはじめたばかりか、記者を相手に盛大に逆ギレまでしてみせたからだ。

 まず、菅首相は、東京の医療提供体制が厳しい状況にあるとした上で、「自宅にいる患者と必ず連絡が取れるようにする」と明言。「酸素の投与が必要になった場合、酸素ステーションを設置してそこで対処する体制をこれから速やかに構築するよう関係大臣に指示した」と述べた。

 東京都では保健所も「自宅療養者フォローアップセンター」も対応が追いつかなくなっているというのに、「“必ず”連絡が取れるようにする」などと言い切れる根拠は一体何なのか。だいたい、東京では基礎疾患のある50代男性が約1週間も自宅待機となり、保健所が容態を把握する前に死亡していたことが判明しており、いまごろ連絡体制だの「酸素ステーション」だのと言い出すのは、あまりにも遅すぎる。

 だが、菅首相はその後、さらなる醜態を晒す。朝日新聞の記者が「感染拡大を招いたこれまでの総括や反省がなければ国民に政治の声は届かないと思う」と追及し、これまでの取り組みについての自己評価を問うたのだが、すると菅首相は「あのー、私自身、自己評価することは僭越だと思います」と言いつつ、記者を睨みつけながらこうつづけたのだ。

「政府がやってきている、例えばこのワクチン接種状況、高齢者のみなさんには7月一杯ですべて投与する、ここを実現させていただきました。また、1日100万回を目指す約束をしました。これも130万回とか、あるいは、その、職域接種などによりプラス20万回とか、そうしたかたちでひとりでも多くの方に1日も早く接種する……」

「僭越」と言いながら、おっ始めたのはワクチン手柄自慢……。他の先進国にくらべて接種開始が遅れに遅れ、ワクチン供給不足によって接種したくても接種できない40〜50代の重症化がここまで問題になっているというのに、まだ言うか。

 しかも、こうして手柄でもなんでもないワクチン自慢を延々と述べた菅首相は、突然、怒気をあらわにし、こんな逆ギレを繰り広げたのだ。

「それと同時に、世界でロックダウンをする、外出禁止に罰金を掛けてもなかなか守ることができなかったじゃないですか! それに対して対応するためにやはり、ワクチンだということで、人流の抑制と同時にですね、そうしたことをしっかり全力で取り組んできています」

 緊急事態宣言下で東京五輪を強行開催するという矛盾したメッセージを発信した張本人が何を逆ギレしているのか。キレたいのはこっちだ。

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