「週刊文春」は組織委の圧力・恫喝に真っ向対決も、テレビは電通タブーで完全に及び腰
今回の組織委の暴挙に対して、「週刊文春」編集部は〈巨額の税金が浪費された疑いがある開会式の内情を報じることには高い公共性、公益性があります〉〈極めて異例の「雑誌の発売中止、回収」を求める組織委員会の姿勢は、税金が投入されている公共性の高い組織のあり方として、異常なものと考えています〉と反論し、〈こうした不当な要求に応じることなく、今後も取材、報道を続けていきます〉と宣言。ネット上でも「週刊文春」を支持する声が大きく、組織委への批判が高まっている。
だが、マスコミやワイドショーは、佐々木宏氏の演出問題ではあれだけ騒いだのに、肝心のこの組織委と電通の癒着、そして「週刊文春」への不当な圧力批判については、ほとんどふれようとしない。
これでは、すべてが電通に支配されているというような陰謀論が流通してもやむをえないだろう。
(編集部)
最終更新:2021.04.03 01:32