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菅首相の長男による総務省幹部接待は贈収賄だ! 見返りの便宜供与も次々…接待の録音データに収録されていた菅長男の意味深なセリフ

山田真貴子内閣広報官も高額接待を受けた時期に、職務権限を使って東北新社を異例の業務認定

 そして、もっとも重要なのは、これだけの接待を総務官僚たちが受け、便宜を図ったのではないかと見られている背景にあるのが、正剛氏が菅首相の長男であるという事実だ。

 今回、総務省も違反を認めたかたちとなった国家公務員倫理規定は、大蔵省官僚が大手銀行や証券会社から「ノーパンしゃぶしゃぶ」店などでの会食やゴルフの接待を受けた見返りに便宜を図っていたことが発覚し、多数の逮捕者を出した「大蔵省接待汚職事件」をはじめ、国家公務員の不祥事が相次いだことから制定されたもので、ノーパンしゃぶしゃぶ接待は結果として大蔵省解体の要因となるほどの問題となった。これ以降、利害関係者が相手でなくてもたった一杯のコーヒーさえ奢られることを避けるなど、官僚の接待への警戒はかなり厳しくなっていた。

 にもかかわらず、たった5年間のあいだに少なくとも39回にものぼる接待、しかも1回の1人あたりの単価が7万円を超えるような高級接待を、どうして総務省の官僚たちは受けてきたのか。それはどう考えても、総理大臣、あるいは次期総理候補と呼ばれると同時に官僚の人事権を一手に握ってきた菅氏の長男・所属企業が相手だったからだ。

 現に、昨日の衆院予算委員会では、接待を受けてきた谷脇氏と吉田氏が、東北新社以外のほかの衛星放送事業者と同じような会食をしたことはないと答弁。東北新社だけが特別扱いを受けてきたのだ。

 その上、菅首相は総務大臣時に正剛氏を大臣秘書官として登用しており、その関係を知らぬ者は省内にいない。さらに、菅氏は総務相として「ふるさと納税」制度やNHK改革をゴリ推しし、気に入らぬ官僚を左遷するなど強権性を発揮。その後、第二次安倍政権で官房長官となったあとも総務省に絶大な影響力を誇示・行使してきた。そんな菅首相の長男からの誘いを総務官僚が断ることなどできるわけがないだろう。

 実際、正剛氏は東北新社で部長職にあるだけではなく同社の子会社であるCS局「囲碁・将棋チャンネル」を運営する株式会社囲碁将棋チャンネルの取締役も兼任しており、その「囲碁将棋チャンネル」の番組はハイビジョンではない標準テレビジョンであるにもかかわらず2018年に「東経110度CS放送に係る衛星基幹放送の業務認定」を総務省から受けている。この認定を判断する最高責任者の総務省情報流通行政局長の職にあったのは、今回、正剛氏らからの高額接待が明らかになった、あの山田真貴子・現内閣広報官だった。

 この特別待遇と言うべき認定については、山田氏が圧力をかけ、無理やり認定をさせた可能性は高い。実際、当時から総務省内でも話題となり、「菅さんの案件だから特別待遇だったんだろう」という見方が流れていたという。

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