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菅首相が「明るい話聞いた」相手は「コロナはインフル並み」「日本で死者増えない」が持論の医師 安倍首相も集団免疫論にハマって…

菅首相が会談した大木教授は5月に「通常社会活動を再開しても日本で死者数が増えない」

 たとえば、大木教授は昨年5月7日に「新型コロナクライシスに対する大木提言」を公表。そこでは、このような主張を繰り広げていた。

〈「ほぼ通常社会活動再開」を実行しても日本で死者数が増えない〉
〈(日本の新型コロナ)死亡率は季節性インフルエンザと同等レベル〉
〈出口・ゴールは一つしかありません。それは、日本と世界の人口の約6割が新型コロナに対して免疫を獲得し、いわゆる集団免疫を獲得することです〉
〈もし数年以内にワクチンが開発できなかった場合は医療体制を強化しつつ緩やかな感染対策をとった結果、日本は世界で最初に集団免疫を獲得し、最初に制約のない社会経済活動を営める国となる可能性すらも秘めています〉
〈一刻も早く第二類感染症指定を解除し第五類感染症とし、普通の病気扱い出来るようにすべき〉

 まさに“トンデモ”と言うべき主張ばかりで、苦笑いするしかない。そもそも〈「ほぼ通常社会活動再開」を実行しても日本で死者数が増えない〉って、社会活動を再開した結果、国内の死亡者は現在約4500人にまで膨れ上がっているじゃないか。

「新型コロナの死亡率は季節性インフルエンザと同等レベル」も、同様だ。季節性インフルエンザの死亡者数は毎年3000人前後とされているのに、すでに新型コロナの死亡者数は前述のように4500人を超えている。

 しかも、問題は致死率だ。厚労省によると国内の季節性インフルエンザによる感染者数は例年約1000万人いると推定されており、死亡者数は前述したように毎年3000人前後とされているから、単純計算で致死率は0.03%となる。一方、国内の新型コロナの累計感染者数は約33万人、死亡者数は前述したように約4500人であり、単純計算で致死率は約1.4%だ。新型コロナのほうが季節性インフルエンザよりも約50倍、致死率が高いということになるのだ。これでどうして「新型コロナの死亡率は季節性インフルエンザと同等レベル」「普通の病気」などと言えるのか。

「集団免疫を獲得するのがゴール」「日本が世界で最初に集団免疫を獲得できる」という主張も、とっくに覆されているトンデモだ。

 たとえば、イギリスは当初、「集団免疫獲得」を掲げたが、科学者やメディアから大きな批判を浴び、わずか1週間で方針転換を余儀なくされた。また、ロックダウンなどを一切やらず集団免疫獲得作戦だといわれたスウェーデンでも、第1波で北欧のなかで圧倒的に多くの死者を出したうえ、第2波でも感染はおさまるどころか、昨年11月から感染者も死者もさらに急増。国王が政府のコロナ対策を批判する事態となった。

 さらに、住民の6割以上が感染して抗体を持ち「集団免疫」に達したといわれたブラジルのマナウスでは、感染者や死者が再び増加。自然感染しても抗体は数カ月で弱体化するという研究も発表されている。WHOのテドロス事務局長も集団によるワクチン接種まで集団免疫は発生しないとし、「科学的にも倫理的にも問題だ」と自然感染による集団免疫の獲得を批判しているほどだ。

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