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菅首相が生出演『ニュースウオッチ9』の質問に激怒し内閣広報官がNHKに圧力!『クロ現』国谷裕子降板事件の再来

NHK改革を進める菅首相は安倍政権以上に圧力をかけ「報道の自由」を奪う

 しかし、ただ食い下がっただけで、「総理、怒っていますよ」「あんなに突っ込むなんて、事前の打ち合わせと違う。どうかと思います」などと恫喝をかけてくるとは──。ようするに、当然おこなわれるべき当たり前の質問や、納得のいかない回答に対する追加質問など、菅首相には何もぶつけられない、ということだ。これで真っ当な政権追及などできるはずがない。

 さらに問題なのは、今後のNHKだ。菅首相は総務相時代からNHK改革を掲げてきたが、首相となったことでさらに規制改革を進め、NHKの番組づくりの自由を脅かすのではないかとテレビ朝日の玉川徹氏も懸念を示している。しかも、今回「総理、怒っていますよ」とNHKに電話をかけたとされる山田真貴子内閣広報官は総務省出身だ。“下手な報道をするとNHK改革でどうなるかわかるか”という脅しのメッセージが含まれているとNHK側は受け取ったはずだ。

 安倍政権時には「安倍サマのNHK」と揶揄されたが、菅政権でもついにはじまったNHKへの圧力。これからはより強く、NHKのみならず現場で踏ん張ろうとする「忖度しない」放送人を応援していくことが重要になってくるだろう。

最終更新:2020.11.12 11:46

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