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吉村洋文知事がコロナワクチン開発でもペテン手口! 専門家の承認前なのに自分の手柄にしようと「治験開始」発表

「ワクチン」報道でかき消された大阪の休業要請支援金の大幅な支給遅れ

 しかし、このワクチンをめぐっては、一方で、そもそも最初から有効性のあるものを完成させることができないのではないかという声もある。

「アンジェスが開発しているのは、DNAプラスミドを使った核酸ワクチンですが、このDNAワクチンはRNAワクチンやウイルスベクター型のワクチンより有効性でかなり劣るといわれている。吉村知事は派手にぶち上げているが、実際に有効性のあるものが実用化できるのかは疑問なんです」(製薬業界紙記者)

 いずれにしても、この間の吉村知事の先走り言動を見ていると、ワクチンの安全性や有効性なんてどうでもいいと考えているのは明白だ。この男の頭の中にあるのは、とにかく派手な話題で「やってる感」をアピールし、それによって失政をごまかす、それだけなのではないか。

 実際、このワクチンの話題はさっそく、吉村知事を助けている。実はいま、大阪では休業要請支援金の大幅な支給遅れが起きており、現場では大きな問題になっている。政府と同様、手続きの煩雑さ、システムの欠陥、支給の遅れが露呈し、6月初旬の時点で支給決定は申請の2割に満たない状況なのだ。

 ところが、在阪メディアの報道はこのワクチン開発一色。休業要請支援金の支給遅れを指摘する報道はほとんどない。そして、世論は「吉村さんワクチンまで開発しはってさすがやわ〜」という声で埋めつくされている。一体、大阪府民は、いや、この国の国民はいつになったらこのペテン師の正体に気づくのだろうか。

最終更新:2020.07.01 04:52

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