安倍首相と田崎史郎の「肺炎の死亡者はPCR検査」はやはり嘘っぱちだった
いずれにしても、この番組で“新型コロナ感染の疑いがありながらPCR検査を受けていない遺体”が歴然と存在するという事実が明らかになったのだ。
同時に、安倍首相や“官邸の代理人”田崎史郎氏が語っていたことが真っ赤な嘘であることも証明された。安倍首相は前述した死亡者数が少ないことを強調した3月28日の会見で、実際の死亡者はもっと多いのではないかという疑惑についてこう言い張った。
「肺炎で亡くなった方については、基本的に肺炎になって、最後はCTを必ず撮ります。それで、CTにおいて、これは間質性肺炎の症状が出た方は必ずコロナを疑います。必ず。そういう方については、これは必ず大体、PCRをやっておられます」
そして、田崎史郎氏もこの安倍発言を補強すべく、4月6日放送の『モーニングショー』で、「肺炎で亡くなった人のことをあとでCT検査をして、コロナかどうかいちいち判断している」「全部やっているんですよ」などと強弁していた。
本サイトは、この直後、医療関係者や感染症の専門家などに取材して「肺炎の死亡者全員にCTやPCR検査をしているなんてありえない」と指摘したが、案の定だったわけである。
他国がピークアウトを迎えつつあるなか、日本は感染拡大を止められないどころか、今頃になって院内感染が深刻化し、医療崩壊状態が起きている。この大きな原因がPCR検査数を抑えてきたせいであることはもはや疑いようもない。
ところが、安倍政権はこの期に及んでも、その事実を認めようとせず、嘘を言い張ってきた。その結果が、今の惨状なのだ。安倍首相はどう責任を取るつもりなのか。
(編集部)
最終更新:2020.04.22 12:10