小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

menu

安倍首相が辻元清美に「桜前夜祭」問題の決定的な嘘を暴かれ窮地! コロナ対応でも馬脚「桜やってる場合か」の野党攻撃も説得力ゼロ

コロナ対応の失態で安倍官邸が「死者が続出したら政権がもたない」、関心は政権維持だけ

 おそらく、この一時審議拒否についても、自民党や安倍応援団は「野党はこんなときでも新型コロナウイルスではなく『桜』をやっている」「挙げ句は審議拒否をして、貴重なコロナをめぐる議論の場をストップさせた」などと騒ぎ、野党に責任転嫁しようとするだろう。

 しかし、前述したように「こんなとき」に何もやってこなかったのは、当の安倍首相だ。既報(https://lite-ra.com/2020/02/post-5259.html)のとおり、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐべく対応の陣頭指揮に立つべきタイミングで、安倍首相はあろうことか支援者や身内の子飼い議員、メディア関係者らと会食を繰り返していた。

 しかも、安倍首相は昨日16日になって、いまごろ「受診の目安」を取りまとめるなどと言い、後手後手ぶりを露呈。対策本部で「打つべき手を先手先手で打ってもらいたい」などと指示をおこない“やってる感アピール”に精を出したが、実際には、この対策本部に安倍首相が出席していた時間はたったの11分、昨日になって初めておこなわれた「専門家会議」も出席時間はわずか3分。その後は公邸に宿泊することもなく、私邸にそそくさと帰ってしまった。

 国内での感染例が相次いだことを受けて、官邸は国民をいかに守るかではなく「死者が続出したら政権が持たない」と心配し、安倍首相は「ワクチンが開発されるまで何とか乗り切ろう」と周囲に語っているという(西日本新聞15日付)。結局、こうした局面に立っても、この総理大臣は自分たちの政権維持のことしか頭にないのだ。

 そして、違法性が指摘されている「桜を見る会」問題も、安倍首相は新型コロナウイルス問題に乗じて有耶無耶にし、乗り切ろうとしている。だが、そんなやり口が許されるはずがない。安倍首相が昼休憩のあいだに事務所スタッフに命じて電話で回答を得たというのなら、同じように回答の文書も明細書も依頼すればすぐに出してもらえるだろう。「『桜』をやってる場合か」と批判する者は、新型コロナの議論を深めるためにも、安倍首相にこそ「明細書をすぐに出せ」と言うべきだ。

最終更新:2020.02.18 10:00

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

カテゴリ別に読む読みで探す

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。

プッシュ通知を受け取る 通知を有効にする 通知を停止する