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新型コロナで高須院長やネトウヨが北朝鮮の「全員隔離」を絶賛! 一方、元厚労省検疫官は海上隔離を「効果なし」「パニック生むだけ」

2009新型インフルエンザの時にWHOが過剰対応を批判したのも中国と日本

 木村氏は、新たに国内で3人の感染者が確認されたことをめぐって、「感染者を追跡すべき」という風潮があることについても、こう苦言を呈していた。

「中国でパニックが起こっていますけども、日本も同様のパニックが起こっているわけで、それはきちんとした情報が掴めていない(から)。現在、国内発生が起こっていて、ヒトからヒト感染も報告されているなかで、ある程度日本国に広まっていると考えるのが常識的。当然、最悪の事態に備えるが危機管理の鉄則ですから、この3人の追跡調査をしたところであまり意味はないと思います。それよりは、どういう場合にどういうふうにしたらいいのか、具体的な情報ももっともっと国民に流すべきであって、いらぬ不安や疎外感、そうしたものは何の得にもならないですから、そうしたことを払拭すべく国は全力をあげるべきだと思います」

 ところが、『グッディ』MCの安藤優子は「それでも追跡せずにはおられない」と述べ、番組コメンテーターのカンニング竹山は「それだったら一旦、出入国を禁止するぐらいの、差別とかじゃなくて一回止めて、日本独自の治療のやり方とプロセスをつくらないと」とコメント。だが、木村氏はこうした意見についても、冷静にこう返したのだ。

「かつて、2009年のいわゆる新型インフルエンザ流行の際、WHOは2カ国を名指しで非難しました。それは何かというと、効果のない、非常に少ない水際作戦をやりすぎることによって、いろんな“負の遺産”が生まれてしまう。物流の移動を制限する、人の移動を制限することによって感染症を防げたエビデンスはございません。それゆえに、2カ国を名指ししたんですけども、その2カ国とは、まさに中国と日本です。同じことを繰り返している」

 中国、北朝鮮の全体主義的な感染者隔離や封鎖を絶賛するネトウヨたちに、「感染者は隔離されて当然」「疑いのある者は追跡せよ」と煽りまくるマスコミ。いずれにせよ、はっきりしたのは、戦後75年が経ったこの国で、“人権を顧みない政府”“有無を言わせない指導者”が求められているという事実だ。何度でも繰り返すが、独裁者は不安と恐怖を操ることで人々を支配する。本当に恐ろしいのは、そちらのほうだと思うのだが……。

最終更新:2020.02.07 01:04

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