小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

menu

安倍首相の総理在任最長でNHKが岩田明子を起用し大ヨイショ特集!「桜を見る会」触れた後に「決められない政治打破」とコメント

「安倍首相がトランプと他の首脳の仲をとりもった」 岩田記者の安倍史観が炸裂!

 だが、その後も岩田記者は“安倍史観”を炸裂。「外交・安全保障政策の一貫性、継続性によって、日本の存在感が高まった」だの「国際社会で首脳間の対立が目立つなか、安倍総理大臣が仲介役、橋渡し役となるケースが見受けられました」だのと述べ、例として昨年のG7サミットを挙げ、このように解説したのだ。

「トランプ大統領とほかの首脳が対立した際には、安倍首相が落としどころを示し、首脳宣言のとりまとめに一役買った場面もありました」

 あたかも安倍首相が首脳宣言をとりまとめた功労者のような言い方だが、実際には、保護主義的な貿易政策を主張するトランプ首相に対して欧州・カナダが激しく対立するなか、安倍首相のみがアメリカを批判せず、“トランプの犬”であることを世界に露呈させただけ。しかも、安倍応援団が“安倍首相がトランプを説得して合意に導いた”という肝心の首脳宣言も、トランプ大統領はすぐさま「承認しない」とツイートしたように、何の説得もできなかったのが実態だ。

 これでよくもまあ「日本の存在感が高まった」「安倍総理大臣が仲介役、橋渡し役となるケースが見受けられました」などと言えたものだが、一方、誰の目にも成果のないことがはっきりとしている北方領土問題については、「平和条約交渉は膠着状態に見えます」などと解説。「見えます」って、膠着どころか後退しているのはあきらかだが、それでも岩田記者は「両首脳の目標は3年前の山口県長門市での会談、そして去年のシンガポールでの会談で共有されていますので」と言い張り、「政府は平和条約締結を目指して交渉を加速させたい考えです」と安倍首相の希望を代弁したのだった。

 だが、岩田記者の解説でもっとも露骨だったのは、「桜を見る会」問題に言及した場面だ。一応、岩田記者は「『桜を見る会』をめぐる問題などでは公私混同との批判も出ていますが、長期政権のおごりや緩みの表れだというそしりは免れないと思います」と述べたのだが、つづけてこうまとめたのだ。

「また、官邸主導で決められない政治を打破したとされる反面、与党内からは議論や根回しが不十分だといった不満も聞かれます」

 安倍首相が進めた官邸主導は「決められない政治を打破」したのではなく、政策の決定プロセスや手続きをことごとく破壊し、公文書改ざんという国家的犯罪まで引き起こした。そうした批判を一切おこなうことなく、「与党内からは議論や根回しが不十分だといった不満も聞かれます」って──。国民が抱く疑念などまるで無視して「政権運営」に帰着させることの、どこが「検証」だというのだ。

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

カテゴリ別に読む読みで探す

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。

プッシュ通知を受け取る 通知を有効にする 通知を停止する