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DHC“韓国で商売しながら嫌韓ヘイト”に批判が殺到、不買運動に! DHCコリアは謝罪もDHCテレビは開き直り

韓国で明らかになった「韓国ヘイト」の正体! 反日から反安倍政権へ

 しかも、問題はDHCだけに留まらない。同様に、“日本人の韓国ヘイト”がどんどんと韓国で報じられているからだ。

 たとえば、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズのキャラクターデザインやコミカライズなどで知られる貞本義行氏が「平和の少女像」について、〈キッタネー少女像〉〈かの国のプロパガンダ風習〉などと差別丸出しのツイートをおこなったことも、すぐさま韓国でもネット上で拡散。ファンからは落胆の声があがった。

 また、DHC問題の続報でJTBCは『虎ノ門ニュース』に安倍首相が出演していることを紹介し、政治家が極右思想にお墨付きを与えている現状をあぶり出したが、同じく韓国のテレビ放送局であるMBC(文化放送)も日本会議と安倍首相の関係にスポットを当てて特集。TBS(交通放送)の人気ラジオ番組『キム・オジュンのニュース工場』でも日本会議が取り上げられた。

 しかも、韓国の大型書店チェーン・教保文庫のインターネット販売ランキング(8月4〜11日)で第2位になったのは、なんとジャーナリスト・青木理氏の著書『日本会議の正体』(平凡社)の翻訳版なのだという。さらに日本でも異例のロングランとなっている慰安婦問題を検証したドキュメンタリー映画『主戦場』も、7月末に韓国で公開されヒットしているという。

 本サイトの既報のとおり、日本のメディアが伝える韓国国内の「反日集会」「反日デモ」などは、実際のところ「反安倍政権」への抗議運動であり、掲げているプラカードなどもハングルで「NO安倍」と書かれ、安倍首相を糾弾しているもの。そうしたなかで、安倍政権の極右思想の背景に注目が集まっているようなのだ。

 クリエイターによる差別発言や、ヘイトや歴史修正を正当化する報道が噴出し、いまだに宗主国気取りのままの日本の実態が伝えられるなか、多くの韓国人が日本という国や日本人に敵愾心を燃やすのではなく「日本政府の問題」として捉え、さらにはどうして歴史修正主義と極右思想に染まっているのか、その背景を探ろうとしている。一方、日本はといえば、書店には韓国デマ・ヘイト本がずらりと並び、テレビをつければ「韓国は感情的」などと「反日」をやたら煽って批判することに終始するだけ。「感情的」なのはどっちだ、と言いたくなるではないか。

 事ここに至っても反省しないDHCのように逆ギレを繰り返すばかりでは、今後も日本国内でまかり通ってきた歴史修正やヘイトの実態が韓国国内でどんどんと伝えられ、知れ渡ってゆくことになるだろう。それによって不買運動が激化する可能性もあるが、しかし、それは問題を自浄せず放置・助長させてきた結果であって自業自得でしかないのだ。

最終更新:2019.08.16 11:54

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