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ジャニー喜多川社長死去でジャニーズ事務所が解禁時間を指定する報道統制! 嵐による病状発表の際も展覧会の情報告知を強制

ジャニー喜多川社長の病状発表を「嵐」にやらせ、イベント宣伝に利用したジャニーズ事務所のグロテスク!

 まさかこのタイミングで、こんな利用の仕方をするとは……。ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長の救急搬送から約2週間、入院の事実すらひた隠しにしていたジャニーズ事務所が本日午後15時ごろに、ようやくジャニーズ社長の病状を公式発表した。18日の救急搬送について初めて公式に認め、「解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で現在入院中」であることを明らかにしたのだ。

 だが、問題はそのことを発表した人間と、そのやり方だ。発表は、本日から東京のソニーミュージック六本木ミュージアムで開催されている嵐の結成20周年記念の展覧会『ARASHI EXHIBITION “JOURNEY” 嵐を旅する展覧会』のオープニングで行われた。このオープニング会見に、嵐の5人が出席。そこで、ジャニー氏の容態を明らかにしたのだ。

 メンバーを代表してグループ最年少の松本潤が「この『EXHIBITION』の会見の前に僕たちからご報告させていただきたいことがあるので少々お時間をいただきました」などと切り出し、「6月18日に弊社の社長ジャニー喜多川が病院に緊急搬送されました」と、ジャニーズ事務所としてはじめて公式にジャニー社長の救急搬送を認めた。

 さらに「僕たちは翌日19日にジャニーさんのもとにお見舞いに行きました。その後も時間のあるときになるべくジャニーさんの病室に通っているような現状です」とすでに週刊誌などで報じられていた通り、お見舞いに訪れたことも明かした。

「いまはジャニーさんが一日も早く元気に回復してくれることを祈っています」などと報告を締めると、「暗い会見になるのはジャニーさんも望んでいない。明るく楽しくやりたいと思っていますのでよろしくお願いします」などと話を切り替え、メンバー全員で展覧会の宣伝を始めた。

 そして、この嵐の会見と合わせて、事務所からメディアに一斉にファックスが流された。

〈解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で現在入院中〉
〈今もジャニーは必死に頑張っておりますので、治療に専念することを最優先とさせていただきたく、ご理解ください〉

 その結果、ジャニーズ事務所の箝口令に従い沈黙を守ってきたテレビ、スポーツ紙などが一斉にこのニュースを報じ始めたのだ。

 しかも、唖然としたのはその報道の中身だった。発表は、ちょうどお昼のワイドショーの真っ最中、『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ)『ゴゴスマ』(CBCテレビ)『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)が一斉にジャニー氏の容態について報じたが、メインはむしろ嵐の会見。松潤の「暗い会見になるのはジャニーも望んでいない。明るく楽しくやりたいと思っていますので」などという言葉とともに、かなりの時間が展覧会のPRに割かれた。

 15時をさかいにそろって配信された御用スポーツ紙のネットニュースも同様だった。すべての社のジャニー氏の容態を伝える記事のなかに、嵐の展覧会の名前や場所などの詳細がわざわざ書かれていた。

「芸能マスコミが一斉に展覧会情報を入れているところを見ると、ジャニーズサイドが要求したとしか思えない」(週刊誌記者)

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