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野党議員をデマ攻撃するサイト「政治知新」に菅官房長官に近い自民党県議の弟が関与、安倍首相「桜を見る会」にも招待

疑惑のT氏が代表を務める会社の担当者は本サイトの取材に…

 しかし、このネット有志による調査が盛んになると、前述したように、まず、「政治知新」の吉良よしこ議員の記事が削除され、続いてT氏個人のFacebook投稿などが次々に消されていった。また、現在では「政治知新」のドメイン情報も書き換えられている。

 本サイトは、13日、当初のドメイン情報に記されていた携帯電話の番号にかけてみたが、すでに使用されていない状態になっていた。

 そこで15日、T氏に取材を申し込むため、現在、T氏が代表を務めるMという会社に連絡をした。登記簿によるとM社は2017年8月設立。目的には〈インターネットホームページの企画、立案、制作、管理、運営〉などとある。実は、このM社についてもネット有志の検証のなかで名前が浮上していたのだが、騒動のなかで、ホームページに記載されていた代表・T氏の名前がいつの間にか消されていた。

 しかし、T氏はやはりM社の代表だったようだ。「T氏は忙しい」との理由で取材はかなわなかったが、かわって「担当として一任されている」というM社の社員が取材に応じた。担当者は、T氏が田村議員の弟であるという事実を認めた。現在、ネット上でM社の存在が取りざたされているのは承知しているという。サイト「政治知新」やM社の事業内容について直撃すると、担当者はこのように回答した。

「私どもの会社はWEB制作会社ですから、具体的にお答えすることは差し控えます。事業内容につきましては、内部事情になりますのでお答えできません。他のクライアントへのご迷惑になりかねませんので、(「政治知新」について)知っているかどうかも含めてお答えできない。一般論として、WEB制作会社があるサイトのドメインを代理で取得することはあります」

 他にも、M社と自民党との関係などについても質したが、担当者は「自民党との関係は一切ない」「田村議員は弊社に関係していない」と繰り返すのみ。T氏と田村議員がともに代表取締役を務めたT社についても「過去の会社ですのでお答えすることはございません。M社との関連もありません」との回答だった。最後に、ネット上でM社の名前があげられていることにかんして、反論やコメントしたいことはあるかと尋ねたが、やはり「会社としてコメントすることはありません」の一点張りだった。

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