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杉田水脈が国会に出席も反省なし! 発言は撤回せず、高須院長の“性別変更を認めない”支持ツイートに「いいね」

杉田水脈が安倍との会合で「すみませーん、お騒がせしてます」と笑顔で

 ようするに、「新潮45」に寄稿したときと認識はまったく同じで、杉田議員はいまも性的少数者への人権を守ろうという意識はなく、“多様性など認めるな”という意見にホイホイと「いいね」を押しているのである。結局、自民党から禁じられているために表立って発言しないだけで、反省はおろか、LGBTへの攻撃心をいまだに抑えられていないのだ。

 しかも、杉田議員の「無反省」ぶりはこれだけにとどまらない。杉田議員は9月19日に「外務省 目覚めよ! 南京事件はなかった その2」なる極右講演会に登壇したが、「FRIDAY」(講談社)10月12日号によれば、マスコミをシャットアウトしたこの講演で杉田議員は「ご心配をおかけしておりますけど、見ての通り、ワタクシ大丈夫でございます!」と笑顔で挨拶。来場者全員に“LGBTには生産性がない”と書いた例の寄稿文のコピーを配布したのだという。

 杉田議員は本日、記者団に「言葉が不適切だった」などと述べたが、その「不適切」な寄稿文を自信満々に配っておきながら、何をか言わんや、だろう。

「生産性」発言で、LGBTのみならず多くの人びとを傷つけ、愚弄したというのに、この開き直り──。無論、これを容認しているのは、安倍首相にほかならない。

 安倍首相は総裁選の際、石破茂氏とともに出演した『NEWS23』(TBS)で、「『もう辞めろ』と言うのではなく、まだ若いですから、注意をしながら、仕事をしてもらいたい」と擁護した挙げ句、「党としても、多様性について尊重する党であります」などと発言。杉田議員は51歳の立派な中年だというのに「若いから」などと庇い、差別発言を容認する党のあり方を「多様性」だと言い張ったのだ。

 これだけでも唖然とさせられるが、もっと酷いのは、寄稿文に批判が殺到していた最中の8月2日の一件だ。この日、自民党はようやくかたちばかりの見解を公表、「十分に注意するよう指導した」とし、何の処分も下さなかったのだが、安倍首相はこの日の夜、赤坂にある行きつけの中国料理店「赤坂飯店」でおこなわれた自民党山口県連青年部・青年局の会合に出席。各紙の動静では「岸信夫県連会長らが出席」と書かれているが、「週刊文春」(文藝春秋)8月16・23日合併号によると、じつはこの会合に杉田議員も参加。「すみませーん、お騒がせしています」と笑顔で登場したという。

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