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沖縄知事選で安倍自民党の佐喜真淳候補が「女性の質あげる」と差別発言! 反基地運動叩きのデマ流した元文春記者を選対に?

会見に同席の元記者が新潮に書いた沖縄二紙と反基地運動へのデマ

 T記者が「週刊新潮」で書いたのは、同誌16年5月19日号に掲載された「こじれた沖縄を牛耳る『琉球新報』『沖縄タイムス』の研究」なる記事だ。「研究」とは名ばかりの典型的な“沖縄バッシング”の記事で、その年の4月1日に芥川賞作家・目取真俊氏が米軍に拘束された件(のちに解放)についての沖縄2紙の報道が〈過剰警備による不当逮捕と印象づける狙い〉〈基地移設への反対運動のためなら法を犯しても良いという論調〉だったとの記述から入り、基地に反対する「琉球新報」「沖縄タイムス」を徹底的に攻撃。さらに、米軍キャンプ・シュワブのゲート前での抗議活動についても〈地元住人による反対運動を装った過激派の活動〉などと、一方的な批判に終始していた。

 この記事については、「週刊金曜日」(金曜日)が正面から強く疑義を呈す記事を掲載。T記者が記事に使用した「沖縄タイムス中堅記者」とするコメントの内容が事実と異なることなどを取材で明らかにするなど、その杜撰さと悪質さを指摘している。

「金曜日」がその過程で「週刊新潮」「週刊文春」双方に質問をぶつけたため、文春側にT記者のライバル誌寄稿がバレてクビになったわけだが、フリーとなったT記者はこれまで以上に、官邸や自民党に接近。昨年3月31日には、自民党青年局の定例昼食会にお呼ばれして沖縄問題について講演までしている。

 ちなみに、T記者が昨年3月、本名で出した本の帯には菅義偉官房長官のコメント(本文より)が顔写真入りで掲載されている。

 いずれにせよ、こんな沖縄バッシング記事を書いてきた人物が、出馬会見で佐喜真氏のすぐ後ろに陣取り、ペーパーなどを渡していたのである。本サイトも会見の動画を確認したが、明らかに同一人物だった。これはいったいどういうことなのか。佐喜真知事はこんな人物を選対のブレーンに入れたということなのだろうか。

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