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坂上忍が稲田朋美に転がされた! 嘘の言い訳につっこまず、マツエク話に盛り上がり「稲田さんかわいい」

 そして稲田は、防衛大臣になったことが「晴天の霹靂」としてその経緯をこう語ったのだ。

「いきなり安倍首相から『はい、防衛大臣お願いしまーす!』とかくるんですか?」
「(笑いながら)いきなりですよね」
「その時、選択権とかないんですか?『えっ、防衛ですか?』みたいな」
「そりゃ思いますよね。自分の率直な意見は言いましたけど」
「ちょっと防衛大臣は、みたいな?」
「そうですね。『えっ?』みたいな感じはありました」
「正直安倍さんとしてはなんで稲田さんに防衛大臣?」
「そうですね。(安倍首相に)聞いてほしいですね」
「えーーー!!」

 なんの話をしているのだ? そもそも防衛相は荷が重かったということ? しかも坂上は続けて稲田の防衛相抜擢をこう解説してみせたのだ。

「安倍さん的には防衛大臣やってもらって、何年後かには稲田さんに女性初の総理大臣になってほしいっていう思いとかあったんじゃないんですか」と稲田が喜びそうな質問をぶつける。稲田は「知りません」と言いながら、この日一番の満面の笑み。坂上も手をまるめて望遠鏡のように目にあて、稲田の顔をのぞきこみながら「え〜〜〜、本当ですかぁ〜」とお茶目につっこむ。まるで「彼氏はいません」「え〜〜〜、本当ですかぁ〜」とでもじゃれてるような調子だ。

 さらに稲田は自身の政治経験が未熟だったと言い訳を繰り返す。それについては坂上はなんのツッコミも入れない。しかし、本当に目が点になったのは、大臣時代の日常生活に話が及んだときだった。

「ミサイルが飛んだらすぐに登庁しますよね、常に電話を目の前に置いて」
「えーー枕元に? それこそ北朝鮮がミサイルバーンってやったらすぐ行くんですよね」
「はい、連絡来てから10分から15分で家出られるようには、するように、たとえばスーツはかけておくとか」

 問題はここからだ。坂上は突然「それじゃ化粧できないじゃないですか10分じゃ」と話を防衛とは全く関係のない方向に向けていく。稲田も「できます」と笑い「マツエク(まつ毛エクステ)も批判されましたが、マツエクしていればすぐ出れますしね」と大真面目に答えたのだ。

 いやいや、たしかに毎朝つけまつげをつけるよりは、マツエクのほうが支度は早く済むかもしれないが、そもそも非常事態にそこまでしてつけまつける必要があるのか。と、多くの人が画面越しにツッコんだと思われるが、坂上はまったく疑問を呈さず、「そのためにも、マツエクはいい」と同調してみせた。

 どんな茶番だ。一時が万事、こんな調子なのだが、こんな人物が北朝鮮危機を叫ぶ政権の防衛を任されていたのもびっくりである。肝心の森友学園での虚偽発言は? 南スーダンPKOの日報隠蔽は? “戦闘行為”ではなく“衝突”と言い張った真意は? と思っているとやっと森友問題での稲田の国会答弁のVTRが流された後、“失言問題”としてこんなやり取りが繰り広げられた。

「森友問題の時も、(籠池夫妻と)面識あるの? ないの? と聞かれて、とりあえずないと反発しちゃうの?」
「違う、違う。あれは予算委員会でテレビ入りだったの。しかも13年前の訴訟の記録をいきなり小川先生(民進党の小川敏夫議員)が出してきたわけですよ。私もびっくりして、実は籠池夫妻との間ですごく嫌なことがあったりして、本当だったら『確認します』って言えば終わりだったのに」

 言い訳にすらなっていないが、しかし坂上も「そうそう、そうなんですよ!」と稲田に同調、稲田も「そうすればよかっただけなのに、(籠池夫妻と)そういうことがあったのと、本当に全く記憶になかったので『知りません』と」と意を得たとばかりに“人のせい”にすり替えていく。そもそも稲田は「訴訟に出ていない」と言っただけでなく、当初は籠池夫妻と「面識がない」と言い張っていたのだ。「実は籠池夫妻との間ですごく嫌なことがあった」と自身で打ち明けているのだから、「本当に全く記憶になかった」などただの言い訳というか、明らかな嘘だ。しかしこんな子どもでもわかるような嘘にすら坂上はつっこまない。 さらに話題が防衛大臣辞任にうつると、こんなことまで言いだした。

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