【事件4】傷害未遂事件が起きても握手会を止めない非情な欅坂運営
6月、欅坂46の握手会中にファンの男から発煙筒を投げつけられた事件が発生したときの秋元氏の態度も不誠実極まりないものだった。
逮捕された犯人の男はナイフを所持していたうえ、明確な殺意も供述しており、警備スタッフのとっさの判断がなければ傷害や殺人事件にも発展しかねなかった大事件である。
握手会の会場では金属探知機を用いた荷物検査を行い凶器となり得るものを持ち込むことができないような態勢を敷いているが、犯人の手口はその検査の抜け穴を突いたもので、これにより安全管理における重大な欠陥が明らかになった。
であれば、いったん握手会イベントの開催は保留し、再度安全管理について精査すべき状況であり、常識的な判断であればそのようにするだろう。しかし、恐ろしいことに運営は翌日も握手会を強行。犯人に狙われた平手友梨奈を含めた数名のメンバーの欠席を認めたものの握手会自体は中止しなかった。人命すらおびやかされかねない重大な事件だったのに、この対応はあまりにもひどすぎるだろう。
当然、握手会強行には批判が殺到。しかし、この対応は現在まで続いている。そして、この事件について秋元氏はいっさいコメントを出していない。
【事件5】AKB総選挙イベントに3000万円以上の血税が投入されていた!
秋元氏といえば、幻冬舎社長の見城徹氏などと共に安倍首相と「内閣ごっこ」写真を撮った「アベ友」として知られているが、今年のAKB選抜総選挙開票イベントには2000万円以上もの助成金が出ていたことが明らかになっている。
今年の総選挙イベントは、6月に沖縄県の美らSUNビーチで行われる予定だった。梅雨の時期であるだけにイベント開催発表時から当日の天候を危惧する声が多くささやかれていたが、案の定、雷を伴う大雨の予報が出たためイベントは中止。急きょ、代替会場となる豊見城市立中央公民館にて無観客の開票が行われるという前代未聞の総選挙となったのはご存知の通り。
美らSUNビーチにはすでにライブ用の特設セットが組み立てられていたが、前述したような状況のため、結局それは無用の長物と化した。
そして、このセットの設営費用1億3010万円のうち2400万円が国費でまかなわれていたという。
それは河野太郎衆議院議員のブログにより明らかになる。彼は〈今回、閑散期におけるAKB総選挙の沖縄開催が、沖縄観光の発展に資するという名目で、会場設営費等が助成の対象になった。総事業費1億3010万円、うち県交付決定額3000万円、そのうち国費が2400万円〉と記し、単なるゴミにしかならなかったライブ会場のセットに多額の国費が投じられていたことを明かした。
小中高校や幼稚園、保育所など108施設でエアコン維持費補助が順次打ち切られる予定だと通告された問題をはじめ、安倍政権の沖縄いじめにより、沖縄県民の生活に必要な最低限のお金が削られていく一方、「アベ友」秋元氏の関係するイベントにこれだけ税金が流されていたとは……。
この件は加計学園や森友学園問題とはちがって、官邸の関与はなかったようだが、そもそもこれだけ大儲けしているAKB運営が助成金を申請して自分たちのプロジェクトに国民や県民の血税を投入させていたこと自体大問題ではないだろうか。